ドレイモンド・グリーン 「ディフェンダーとして成功できたのはボガットのおかげ」
2017年のDPOYに輝いた他、今季を含め4年連続でオール・ディフェンシブ・チームに選出されるなど、ドラフト2巡目指名から世代を代表する万能ディフェンダーへと成長を遂げたゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーン。本人の努力や才能はもちろんだが、それらが実を結んだのは、大先輩であるアンドリュー・ボガットの存在が大きかったという。
グリーンは現地5日、ジャズ新人のドノバン・ミッチェルがインタビュアーを務めたNBAの取材で、コート上のメンターだったボガットについて語り、「ディフェンスで大成功を収められたのはすべて彼のおかげ」と元チームメイトを讃えた。
4-time All-Defensive Team honoree @Money23Green with a major shoutout for former teammate @andrewbogut 🗣️ pic.twitter.com/8Y7wk1jLqN
— Golden State Warriors (@warriors) 2018年6月5日
「ボガットはローポストの守り方を教えてくれた。絶対に忘れないよ。ウォリアーズに入団した1日目から、カレッジでは学べなかったいろいろなことを教えてくれた。その1年を通して、守備でのポジショニングなどたくさん教えてくれたんだ。もし彼がいなかったら、俺は今の50%のディフェンダーにもなれていなかっただろう。彼から守備について本当に多くを学んだ。俺がディフェンダーとして成功できたのはすべて彼のおかげだ」
– ドレイモンド・グリーン
https://twitter.com/andrewbogut/status/1004154770821541889
2012年から4シーズンをウォリアーズでプレイしたボガットは、リム守備とプレイメイクに強いビッグマンとして2015年のリーグ制覇、さらに2015-16シーズンにNBA歴代記録である73勝達成に大貢献。ウォリアーズがダイナスティへと躍進を遂げるための礎の一人となり、2015年にはオール・ディフェンシブ・セカンドチームに選ばれた。チームを去った後でも、その影響力がちゃんと引き継がれていることはグリーンの口振りからもわかる。
2012年3月、ウォリアーズは当時の得点リーダーだったモンタ・エリスをトレード放出し、怪我癖のあったボガットをバックスから獲得。大きなギャンブルだったが、その後ウォリアーズはマーク・ジャクソン指揮下で歴代最悪レベルの守備チームからリーグ屈指の守備チームへと生まれ変わった。
球団にとってまさに運命的な一手となったわけだ。もしこのトレードが成立していなければ、ドレイモンドだけでなく、ステフィン・カリーの開花にも影響していたかもしれない(もしエリスがずっとウォリアーズだったなら)。
なおボガットは4月に母国オーストラリアプロリーグNBL のシドニー・キングスと2年契約を結び、すでにNBAからの引退を明言している。
ソース:「NBA」