ケビン・デュラントとジェイムス・ハーデンが東京オリンピック参戦へ
東京五輪でのチームUSAに、世界最強のスコアラー2人が加わる見込みだ。
現地メディアによると、ブルックリン・ネッツのケビン・デュラントとジェイムス・ハーデンがアメリカ代表チームへの参加を決意したとのこと。デュラントは2012年ロンドン五輪と2016年リオデジャネイロ五輪、ハーデンはロンドン五輪と2014年FIBAワールドカップで、それぞれチームUSAの一員として金メダルを獲得している。
アキレス腱断裂の重傷から復帰した2020-21シーズンのデュラントは、レギュラーシーズン35試合の出場で26.9得点、7.1リバウンド、5.6アシストを平均。ポストシーズンではさらに数字を伸ばし、12試合で平均34.3得点を記録したが、ハーデンやカイリー・アービングの負傷でチーム力を大きく削がれることになり、カンファレンス・セミファイナルでミルウォーキー・バックスに敗退した。
デュラントのオリンピック通算得点は311点で、すでに歴代アメリカ2位。もし最終ロスターに残るなら、今大会中に歴代1位のカーメロ・アンソニー(336点)を追い抜くのは確実だろう・
▼チームUSAのオリンピック通算得点リーダー
- カーメロ・アンソニー:336得点(2004~2016年)
- ケビン・デュラント:311得点(2012~16年)
- レブロン・ジェームズ:273得点(2004~2012年)
- デビッド・ロビンソン:270得点(1988~96年)
- マイケル・ジョーダン:256得点(1984年、1992年)
一方で、シーズン序盤での移籍騒動を経てブルックリン・ビッグスリーの1人となった今季ハーデンは、ネッツでのレギュラーシーズン36試合で24.6得点、10.9アシストを平均。
ロケッツ時代よりもプレイメイクを重視したスタイルに切り替え、ネッツの司令塔として活躍したが、シーズン後半にハムストリングを痛めて6週間ほど離脱。プレイオフ開幕には間に合うも、イースト準決勝第1戦開始直後に怪我が悪化し、第5戦から戦線復帰したが100%のコンディションを取り戻せなかった。
デュラントとハーデンは2日前にシーズンを終えたばかり。特にハーデンに関しては、身体の回復とコンディション調整にオフシーズンを費やすだろうと思っていたので、今回の代表チーム参加表明は少し驚きだ。
なお同日には、マイアミ・ヒートのバム・アデバヨもチームUSA入りを表明。現時点では、デュラントとハーデン、アデバヨを含め、合計8選手の東京五輪参戦が伝えられている。
- ケビン・デュラント(ネッツ)
- ジェイムス・ハーデン(ネッツ)
- バム・アデバヨ(ヒート)
- デイミアン・リラード(ブレイザーズ)
- ジェイソン・テイタム(セルティックス)
- ドレイモンド・グリーン(ウォリアーズ)
- デビン・ブッカー(サンズ)
- ブラッドリー・ビール(ウィザーズ)
その一方で、レブロン・ジェームズやジミー・バトラー、アンソニー・デイビスらはすでにオリンピック不参加を表明。さらに同日には、ステフィン・カリーとドノバン・ミッチェルが代表チームの招集を正式に辞退したという。
参考記事:「ESPN」