デュラントがプレシーズンゲームでGSWデビュー、初得点はダンク
現地10月1日にバンクーバーで行われたトロント・ラプターズとのプレシーズン開幕戦で、ついにケビン・デュラントがゴールデンステイト・ウォリアーズとして実戦のフロアに立った。
最初のFGアテンプト4本をミスと、ややスロースタートを切ったデュラントは、第1Q終盤にファーストブレイクからのダンクでウォリアーズとしての初得点をゲット。この日のアリーナでは、試合開始直後からデュラントがボールを触る度にブーイングが鳴っていたが、この時は歓声が上がった。
続くポゼッションでは、アンドレ・イグダーラのワイルドパスを、ベンチにいたステファン・カリーが受け取り、そのままキャッチ&シュート。プレシーズンらしいほのぼのした珍プレーが見られた。
試合は、1ゴール差で迎えた第4Q開始から、ラプターズが12-2のランでペースを握り、そのまま最後まで逃げ切って勝利。デマーレ・キャロルがチームハイの14得点、デマー・デローザンとテレンス・ロスがそれぞれ11得点をマークしている。
またラプターズでは、ベンチ出場した新人ビッグマンのパスカル・シアカムが、予想以上の大活躍。デュラントのレイアップをブロックするなど、序盤からリムプロテクターとしてのポテンシャルを披露し、21分の出場で9得点、8リバウンド、2ブロックを記録した。オフシーズンにビスマック・ビヨンボを失ったラプターズにとっては嬉しいニュースだ。
対するウォリアーズは、クレイ・トンプソンがゲームハイの16得点、ルーキーのパトリック・マカウが11得点、5スティールをマーク。スーパースターの2人はシュートの調子が悪く、デュラントがFG9本中2本成功の9得点、カリーが6本中2本成功の8得点に終わっている。なおカリー、デュラント、トンプソン、グリーン、イグダーラの主力5選手は、後半をプレーしていない。
スーパーチームのデビュー戦としては物足りない感じだが、プレシーズンなのであくまで調整といったところだろう。この試合では得点につながらなかったものの、シーズンが始まれば、カリーとデュラントのピック&ロールは最強の武器の一つになるはず。
ラプターズは現地3日にデンバー・ナゲッツと、ウォリアーズは現地4日にロサンゼルス・クリッパーズとそれぞれプレシーズンゲームを対戦する。
ボックススコア:「NBA」