NBA第1号ゴールを決めたシャクトマン氏が死去
7月30日、NBAの歴代第1号ゴールを決めた人物とされるオジー・シャクトマン氏(オスカー・ベンジャミン・シャクトマン)が94歳で死去した。米ESPNが報じている。
シャクトマン氏は1946-47シーズンにニューヨーク・ニックスでプレーした選手。1946年に設立されたNBAの第1試合目で最初のシュートを決めた(速攻からのレイアップ)。
シャクトマン氏は、1919年3月20日にニューヨークのローワー・イースト・サイドで生まれた。子供の頃は本物のバスケットボールを買う余裕がなかったため、ぼろきれをテープで丸めてボールを作り、洗濯かごをゴールにして、友人たちとバスケを楽しんでいたそうだ。後にロングアイランド大学に進学し、米カレッジトーナメント「NIT」で2度の優勝を果たした。
卒業後は複数のセミプロチームでプレーし、1946年のNBA設立(当時はBBA)と同時にニックスに入団。シャクトマン氏がNBAに所属していたのはわずか1年だけで、そのシーズンは54試合に出場し、8.1得点、2.0アシストを平均した。
シャクトマン氏は「ネイスミス・メモリアル・バスケットボール殿堂」には入っていないものの、NBA第1号ゴールの功績をたたえられ、「ニューヨーク市バスケットボール殿堂」や「ロングアイランド大学アスレチック殿堂」に選ばれている。
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参考記事:「USA Today」