ドイツ代表がダーク・ノビツキーの背番号14を永久欠番化へ
ドイツバスケットボール連盟は現地8月10日、ダーク・ノビツキーがFIBA/オリンピックで着用した背番号「14」を永久欠番化することに決定。ドイツのバスケットボール代表で永久欠番となるのは、ノビツキーが初めてだ。
1999年に20歳でドイツ代表入りしたノビツキーは、2016年の引退までにオリンピックやFIBA予選・本戦を含めた合計14の国際大会に出場。2002年FIBAワールドカップと2005年ユーロバスケットでは、それぞれチームを銅メダルと銀メダルへと導く大活躍を見せ、両大会のMVPと得点王に輝いている。
15年以上にわたる代表キャリアで金メダルこそ手にできなかったものの、2005年と2011年にはFIBAヨーロッパの年間最優秀選手(POY)に選出。さらに2008年の北京五輪ではドイツ選手団の旗手に選ばれている。まさにドイツバスケットボール史上で初の永久欠番化に相応しいレジェンドだ。
▼2002年FIBAワールドカップで圧倒的な存在感を見せつけた若手時代のノビツキー
背番号14番と41番
ノビツキーは代表ユニフォームの永久欠番化について、「ドイツバスケットボール連盟から打診を受けた時点でとても光栄に思った。とても素敵なサプライズだよ」とコメント。ノビツキーの永久欠番式典は、9月から母国ドイツのケルンで開催されるFIBAユーロバスケット2022の大会初日に催される。
なお今年のユーロバスケットには、マブスのフランチャイズスターとしてノビツキーの後継者的存在であるルカ・ドンチッチが、前大会(2017年)王者のスロベニア代表チームの一員として出場する予定だ。
子供の頃のノビツキーは背番号11を着用していたそうだが、1992年バルセロナ五輪でのチャールズ・バークレーに大きな影響を受けて14番に変更した、と本人が明かしている。
「当時はチャールズ(バークレー)が憧れの選手だった。だから背番号を14に変えたんだ。NBAでも最初は14番を選ぼうと思っていた。ただ僕がマブスデビューした当初は、すでにロバート・パックという選手が14番を着用していたので、数字を入れ替えた41番を選ぶことにしたんだ」
– ダーク・ノビツキー
ノビツキーにとっては、マブスでの41番に次いで2つ目の永久欠番化。「41番」の永久欠番セレモニーは、今年1月にマブス本拠地のアメリカン・エアラインズ・センターで行われた。
考記事:「NBA」