ドレイモンドが今季5度目のトリプルダブル、ウォリアーズがカリー抜きでロケッツに勝利
現地31日の大晦日にトヨタセンターで行われたゴールデンステイト・ウォリアーズ対ヒューストン・ロケッツ戦は、ドレイモンド・グリーンとクレイ・トンプソンがステップアップしてエース不在の穴を埋め、ウォリアーズが114-110で勝利。今季1番乗りで30勝に到達した。
前日のマブス戦ではシーズン最初の大惨敗を喫したウォリアーズだが、アウェイバック・トゥ・バック2試合目のロケッツ戦では気持ちを切り替えて見事バウンスバックした。
ステファン・カリーが2試合連続で欠場する中、グリーンを軸にしたチームバスケを展開し、フィールドゴール成功率51.2%(82本中43本)、35アシストを記録。3点差で迎えた第4Q残り4分からのクラッチタイムには、アリウーププレーやフルコートパスの速攻からイージーな得点を連続で挙げ、ロケッツを突き放した。
トンプソンは第1Qだけで9本中7本のシュート(スリー3本)を決める絶好調のスタートを切り、最終的にゲームハイの38得点をマーク。ウォリアーズは他に、アンドレ・イグダーラが20得点、ショーン・リビングストンが13得点、7アシストをそれぞれ記録している。
ドレイモンド・グリーンはキャリアハイ
グリーンはこの日、キャリアハイの16アシスト、さらに10得点、11リバウンド、2スティール、2ブロックをマーク。今季リーグ最多となる5度目のトリプルダブルを達成した。
ディフェンス面でセンターまでこなせるフォワードが、レイジョン・ロンドやラッセル・ウェストブルックよりも多くのトリプルダブルを記録しているというのは恐ろしい。
ロケッツのD
敗れたロケッツは、ジェイムス・ハーデンが30得点、ドワイト・ハワードが21得点/13リバウンドのダブルダブルを獲得。オフェンスはそれなりに良かったものの、ディフェンスがボロボロだった。
集中力やコミュニケーションを欠いているような場面が多くあり、ハーフコートではシンプルなバックドアプレーやオフスクリーンのバックサイドカットなどからのイージーゴールを何度も許してしまう。
トランジションディフェンスはさらにひどかった。
僅差の正念場でもこの始末だ。結果、カリー、バーンズ、エジーリ、バルボサが不在のウォリアーズに114点を許すこととなった。25日のスパーズ戦でみせた気迫に溢れる守備は一体どこに行ってしまったのやら。
昨季のロケッツはディフェンシブレーティング(100ポゼッションあたりの失点)でリーグ6位の100.5を記録していたが、今季はリーグ25位の105.0となっている。その気になれば、かなりいいディフェンスができるチームなのだが…。
ボックススコア:「NBA」