ロケッツが第4Q14点差から逆転で9連勝、ハーデンは48得点
2017-18シーズンのヒューストン・ロケッツは、チームとしての完成度が非常に高い。昨季とは違い、最大の武器であるロングレンジショットが振るわない日でも、好守備と臨機応変なオフェンスで活路を見出している。
ロケッツは現地9日、モダ・センターで行われたポートランド・トレイルブレイザーズ戦で、ジェイムス・ハーデンが29本中16本のFG成功からゲームハイの48得点を獲得。最終ピリオドを40-19で上回って終盤の二桁点差から逆転し、連勝記録を9に伸ばした。
今季は1試合の3Pアテンプト数でリーグダントツ1位の43.2本を平均しているロケッツだが、この日の試合では、スリーポイントラインの封鎖を重点に置いたブレイザーズのディフェンスに苦戦し、合計スリー試投数がシーズン最小の20本といつものリズムでショットを放てなかった。特に第3Qは、チームのFG成功数がわずか5本とオフェンスが停滞。ピリオド終わりで14点ビハインドに陥ったが、デイミアン・リラードが足首を負傷してから大きく流れが変わる。
まずロケッツは、第4Q開始からブレイザーズに3ポゼッション連続でターンオーバーを出させて勢いに乗ると、ピリオド中盤からはハーデンとクリス・ポールがスクリーンプレイからミスマッチを作り出し、繰り返しペイントエリアをアタック。特にノア・ヴォンレーとリラードを徹底的にアイソレーションで攻め、レイアップを連発して試合をひっくり返した。
▼今季ハーデンはアイソレーション得点効率でリーグ1位
https://twitter.com/HoustonRockets/status/939722169172549633
▼ここまでくるとさすがに気の毒
https://twitter.com/HoustonRockets/status/939723428889686017
ロケッツ(20勝4敗)はハーデンの他、クリス・ポールがシーズンハイの26得点をマーク。今季ロケッツはロードゲームで12勝1敗の好成績を収めている。
4連敗となったブレイザーズ(13勝12敗)は、リラードが球団最多のスリー9本成功で35得点、C.J.マッカラムが28得点を記録。チーム合計で41本中18本のスリーを沈め、ファストブレイクで15得点をあげたが、スリーポイントラインのディフェンスに注意を払いすぎたためか、終盤のロケッツのアイソレーションに対してヘルプやリム守備が疎かになってしまい、ロケッツにペイントエリアで54得点を許してしまった。
▼ハーデンvsリラード
ボックススコア:「NBA」