ジェームズ・ハーデン、今季初のフロップ罰金対象者に
2012年からNBAで施行されている「フロップ」罰金制度。フロップとは、接触の際にわざとらしく吹っ飛んでファウルをクレクレする行為で、ゲームの質を向上させるため、フロッパーに対してペナルティが課せられるようになった。昨季は13人のプレーヤーが罰金の対象となっている。
しかし比較的に緩いペナルティ(NBA選手にとって)だけではそれほど効果がないのか、あからさまなフロップが無くなりそうな気配はない。シーズンがスタートしてまだ2週間ほどだが、さっそくロケッツのジェームズ・ハーデンが今季第1号となるフロップ罰金を喰らった。9日の対クリッパーズ戦でのことだ。
体がちょこっと触れただけでこの倒れ方…。ファウルをもらいにいく行為自体は、インテリジェントな駆け引きの一つだ。ただ、ここまであからさまにやられると、さすがにファンとしては少しシラケてしまう。このフロップでハーデンには5000ドルの罰金が課せられる予定。
実のところハーデンは、この2試合前の対ブレイザーズ戦でもフロップ行為で警告を受けたばかりだった。
次にハーデンがフロップで捕まると1万ドル、その次は1万5000ドル、そして5回目には3万ドルと罰金が段階的に上がっていき、6回目以降は出場停止が付いてくる可能性もある。
1度のペナルティで1万ドル~の罰金(約100万円)。一般人の感覚からすればとんでもない金額だが、1試合につき約17万ドル(年棒1370万ドル/82試合)を稼いでいるハーデンにとっては、それほど痛くないといえば痛くないのかもしれない…。
もう少し罰を厳しくすればフロップはなくなるかな?
Video:「YouTube」