ジェイムス・ハーデン、ネッツデビュー戦で30得点トリプルダブル
ヒューストン・ロケッツからトレード移籍したばかりのジェイムス・ハーデンが、鮮烈なブルックリンデビューを飾った。
ハーデンは現地16日、新本拠地となるバークレイズ・センターで行われたオーランド・マジック戦で、初めてブルックリン・ネッツの一員としてプレイ。
チーム練習に1度も参加できないまま迎えた試合であり、第1QはFG成功無しとスロースタートだったが、第2Q序盤に得意のユーロステップで初フィールドゴールを決めると、そこからプレイのリズムが好転。新チーム初戦ながらもしっかりと司令塔の役割をこなし、32得点、14アシスト、12リバウンドのトリプルダブルでネッツの勝利に大貢献した。
ESPNによると、新チームデビュー戦で30得点トリプルダブルをマークしたのは、ハーデンが史上初とのこと。
ハーデンは試合後、希望のトレード先だったネッツに移籍できたことについて、「最高の気分だ。僕の笑顔とプレイを見てもらえれば分かるはず。このチャンスにワクワクしている。ネッツは上から下まで素晴らしい球団だ。僕がすべきことは、“ジェイムス・ハーデン”としてベストを尽くすこと。そうすれば良い方向に進めるだろう」とコメントした。
KDもシーズンハイで活躍
122-115で勝利したネッツ(8勝6敗)はハーデンの他、ケビン・デュラントが今季自己最多の42得点で大活躍。ジョー・ハリスが4本のスリーを沈めて17得点を記録している。
ハーデンは元盟友のデュラントと再び一緒にプレイできることについて、次のように話した:
「僕はアンセルフィッシュな選手で、勝利を何よりも大切にしている。言うまでもなく、KDは得点力に関して類稀なスキルを持つエリートプレイヤーだ。いとも簡単にスコアできる。僕としては、それをもっと簡単にしてやりたい」
今季のデュラントは10試合で30.7得点を平均。アキレス腱断裂の重傷で1年半近く離脱していたブランクを、微塵も感じさせない。
ESPNによれば、32歳以上の選手がシーズン開幕10試合で30得点以上を平均するのは、エルジン・ベイラーとウィルト・チェンバレンに次いで、デュラントが史上3人目だという。
一方で敗れたマジック(6勝7敗)は、KDとハーデンのスターパワーに押されながらも最後まで1桁点差で食い下がって健闘。ニコラ・ブーチェビッチがシーズンハイの34得点、10リバウンド、7アシスト、5スティールでネッツのビッグマンたちを圧倒した。
やはりネッツにとって目下の課題はセンターポジションの補強だ。
ボックススコア:「NBA」