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ゴラン・ドラギッチ ネッツ
2022 2 23

ブルックリン・ネッツが戦力補強に成功、ゴラン・ドラギッチと契約へ

ゴラン・ドラギッチ, ネッツ 0

今季バイアウト・マーケットにおける数少ない有力ベテラン選手の1人に、さっそく買い手がついた。

ESPNによると現地21日、ガードのゴラン・ドラギッチとブルックリン・ネッツが残りシーズンの契約に合意。ドラギッチは今季トレードデッドライン後にサンアントニオ・スパーズからバイアウトされ、FAなったばかりだった。

現地メディアの報道によれば、ミルウォーキー・バックスやシカゴ・ブルズ、ゴールデンステイト・ウォリアーズら複数の強豪チームもドラギッチ獲得に強い関心を示していたとのこと。

ネッツを選んだ理由は、優勝を狙えるチームであるのはもちろん、スティーブ・ナッシュHCの存在も大きかったと見られている。ドラギッチはデビュー最初の2シーズン半にフェニックス・サンズでナッシュのバックアップPGを務めた。

昨年7月にカイル・ラウリーのサイン&トレードで、マイアミ・ヒートからトロント・ラプターズへと移籍したドラギッチ。今季はわずか5試合にしか出場しておらず、11月半ばに個人的な理由でチームを離れて以降は1度もフロアに立っていない。

キャリアでは14シーズンで13.9得点、4.8アシストを平均。2018年に初のオールスター選出を果たした他、オーランドのバブルで開催された2020年プレイオフでは平均19.1得点/4.4アシストを記録して、ヒートのファイナル進出に大貢献した。

▼オールスターシーズン

ネッツの展望

今季のブルックリン・ネッツは、オールスターブレイクの時点で31勝28敗のイースト8位。カイリー・アービングがシーズンの大部分を欠場する中、1月半ばにはイースト首位まで浮上していたが、ケビン・デュラントの負傷離脱をきっかけに大失速。

直近17試合で4勝13敗と低迷しており、さらに2月10日のトレードデッドラインにジェームズ・ハーデンを放出したことで戦力が一時的に低下してしまった。

ネッツが本拠地を置くニューヨークでは、今月に屋内でのマスク着用義務が解除されるなど、コロナによる行動規制が緩和されつつあるものの、ワクチン未接種のアービングがいつホームゲームに出場できるようになるのかは不明。プレイオフまで持ち越される可能性も十分にある。そこにドラギッチの加入はネッツにとって大きなプラス。

ハーデンを放出した今のネッツは、アービングを除けば、オンボールでオフェンスを指揮できるPGが明らかに不足している。パティ・ミルズやセス・カリーは抜群のシュート力を持った優秀なガード選手だが、ドリブルでディフェンスを突破してプレイメイクできるタイプではない。ドラギッチはチームのボールハンドリングの穴をいくつか埋められるはずだ。

ハーデンのトレード

2021年1月、ネッツは持ち得るすべてのアセットを放出し、ロケッツからトレードでジェームズ・ハーデンを獲得。当時のネッツが手放した選手/ドラフト指名権の詳細は以下の通り。

  • 選手:キャリス・レバート、ジャレット・アレン
  • ドラフト1巡目指名権:2022年、2024年、2026年
  • ドラフト1巡目スワップ権:2021年、2023年、2025年、2027年

しかも1巡目指名権と1巡目スワップ権はすべて保護なし。将来を売り払って結成したデュラント、ハーデン、アービングのビッグスリーだが、わずか1年で終焉を迎えることとなった。

Scary Hours! pic.twitter.com/l8qboxjVDX

— James Harden (@JHarden13) February 3, 2021

2~3連覇さえ可能だと期待されていたネッツのスーパースタートリオ。実際にKD、ハーデン、アービングのビッグスリーが揃ったラインアップは、オフェンスで歴代屈指レベルの破壊力だったが、怪我やコロナウイルスの規制により、3人が一緒にプレイできたのは1年間でわずか16試合(13勝3敗)に終わっている。

個人的に、今回のタイミングでハーデンを放出したのは英断だったと思う。もしネッツが今季いっぱいまでハーデンをキープしていた場合、2つの大きなリスクを抱えることとなっていた。

1つ目のリスクは、今夏FAでハーデンを見返えりなしに失うこと。ハーデンは来季契約がプレイヤーオプションなので、今オフに無制限のFAになる選択肢を持っている。現地メディアによると、トレード成立前からすでにハーデンの気持ちはネッツから離れていたという。

そしてもう1つのリスクは再契約の件。ハーデンは今年8月で33歳。今季は以前のようにミスマッチをドリブルで攻めきれないなど、ちょっとした衰えを感じさせる場面もしばしばあった。

現時点では紛れもなくリーグトップ10レベルのスーパースターなハーデンだが、今夏にマックスサラリーでの延長契約を結んだ場合、2~3年後にトレード不可な不良債権になる可能性も十分にある。

ネッツはハーデンの放出により、将来的な2つのリスクを回避。しかもドラフト1巡目指名権2つを取り戻しつつ、オールスタークラスのベン・シモンズ、有力なロールプレイヤーであるセス・カリーとアンドレ・ドラモンドの2選手を獲得した。

▼ネッツ/76ersトレード

  • 76ers獲得:ハーデン、ポール・ミルサップ
  • ネッツ獲得:ベン・シモンズ、セス・カリー、アンドレ・ドラモンド、2022年ドラフト1巡目指名権(保護なし)、2027年ドラフト1巡目指名権(保護付き)

今季ネッツは、デュラントさえ100%のコンディションならイーストで誰が相手でも競り合えるチーム。そこにアービングの出場規制が解け、さらにシモンズも完全復帰できるなら、カンファレンス制覇の有力候補になれるはずだ。

参考記事:「ESPN」

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