ジェイムス・ハーデンがキャリア89回目の40得点ゲーム
ヒューストン・ロケッツのジェイムス・ハーデンが現地21日、トーキングスティック・リゾート・アリーナで行われたフェニックス・サンズ戦で47得点をマークし、ロケッツを139-125での勝利に導いた。
ハーデンは34分の出場から19本中9本のスリーと8本中6本の2Pに成功。第4Q中盤にはカウント・ワンスローを含むステップバックのスリーポイントショットを4本連続で沈め、食い下がろうとするサンズにとどめを刺した。
これでハーデンはキャリア通算89回目の40得点ゲーム。現役選手の中ではぶっちぎりで1位だ(2位はレブロンで64回)。歴代NBAで見ても、ハーデンより多くの40得点超えを達成した選手は、ウィルト・チェンバレン、マイケル・ジョーダン、コービー・ブライアントの3人しかいない。
▼40得点ゲームランキング
プレイヤー | 40Pts | |
---|---|---|
1 | ウィルト・チェンバレン | 271回 |
2 | マイケル・ジョーダン | 173回 |
3 | コービー・ブライアント | 122回 |
4 | ジェイムス・ハーデン | 89回 |
5 | エルジン・ベイラー | 88回 |
今季のハーデンは29試合で38.8得点を平均している。1986-87シーズンのマイケル・ジョーダン(37.1得点)を上回るペースで、3ポイントショット導入後のNBAでは最多。またリーグ史上では、ウィルト・チェンバレンの1961-62シーズン(50.4得点)と1962-63(44.8得点)に次ぐ3位の記録で、ガード選手としては前代未聞だ。
昨季で現役を引退したドウェイン・ウェイドは、今季ハーデンのパフォーマンスについて「スコアリングの面で言えば、彼はバスケ史上で最も偉大な選手の1人」と大絶賛した。
「それは紛れもない事実。彼のように簡単にスコアできる選手はこれまで見たことがない。だから彼にヘイトが集まるんだ。前例がないからね。アレン・アイバーソンの時と同じ。彼(ハーデン)も先駆者だからヘイトに晒される。そのまま突き進んでほしい」
– ドウェイン・ウェイド
この日のロケッツはハーデンの他、ラッセル・ウェストブルックが30得点、10アシストをマーク。ウェストブルックは3試合連続で30得点以上でのダブルダブルを記録している。
最近のロケッツは、ハーデンがハーフコートオフェンスを支配し、ウェストブルックがトランジションで攻めまくる、といった具合に、スーパースターデュオがついに上手く機能し始めた印象だ。
ボックススコア:「NBA」