スターター不在のホークスがキャブスに快勝
現地7日にクイッケンローンズアリーナで行われたアトランタ・ホークス対クリーブランド・キャバリアーズの試合は、主力を揃って温存させたホークスが最終ピリオドを圧倒し、114-100で勝利した。
ドワイト・ハワード、ポール・ミルサップ、デニス・シュルーダー、タボ・セフォローシャの5選手が欠場したこの日のホークスは、キャブスの2点リードで迎えた第4Q残り9分から21-2のランを展開し、残り3分までに一気に17点差を獲得。ティム・ハーダウェイJr.が22得点をマークした他、1月にキャブスから移籍したマイク・ダンリービーが20得点、マイク・マスカーラが13得点と、セカンドユニットが大奮闘し、スターター不在の中、球団シーズン最多となる合計39アシストを記録して、敵地で王者相手に番狂わせを演じた。
連勝が4で止まったキャブスは、レブロン・ジェイムスが27得点、カイリー・アービングが18得点、ケビン・ラブが15得点/15リバウンドをマーク。チーム全体でアウトサイドショットが冴えず、スリー36本中9本の成功に終わっている。
プレーオフ開幕まで残り1週間に迫ったが、キャブスの調子がなかなか戻らない。レギュラーシーズン中にキャブスがやや不安定な状態に陥ることは、過去2シーズンでも何度かあったが、今年はこれまで以上に深刻な気もする。3月を7勝10敗で負け越すも、4月はセルティックス戦での圧勝を含め3戦全勝し、ようやく上向きかと思われたが、その矢先に今回の惨敗。オールスターブレイクから守備が機能しておらず、この日も主力不在のホークスBチームに、第2Q~第4Qの各ピリオドで30点以上を許してしまった。
スランプとは言っても、結局はレブロンのチームなので、例年のようにプレーオフでギアを上げてくるとは思うが、3年連続イースト制覇への道のりは予想以上に厳しいものになるかもしれない。
ボックススコア:「NBA」