ヒートがボッシュをウェイブ、背番号「1」を永久欠番へ
マイアミ・ヒートが現地4日、契約解除に合意していたフォワードのクリス・ボッシュを正式にウェイブしたことを発表した。
「クリスはマイアミに来たことで人生とバスケットボールのキャリアを変えた。同時に彼はマイアミ・ヒートに加入することで、我々の日常を想像できなかったほど良い方向に変えてくれた。CB(ボッシュ)はチームに変化をもたらし、4度のファイナル進出と2度のリーグ制覇に導いた。そのことに対して、我々は感謝の気持ちをいつまでも忘れない。彼は紛れもなく球団史上で最高の選手の一人である」
– パット・ライリー
ヒートのパット・ライリー球団社長は声明文の中で、「他の選手が背番号『1』を着ることはこの先ない」とボッシュの背番号の永久欠番を宣言。正式な日程はまだ決まっていないが、「彼のユニフォームを掲げられる日が待ち遠しい」とコメントしている。
▼2013ファイナル第6戦でのクラッチプレイ
2010年にトロントからマイアミへと本拠地を移したボッシュは、ヒートでの6シーズンで18.0得点、7.3リバウンドを平均。ビッグスリー結成後は、エースとしてのエゴを捨てて、レブロンとウェイドをサポートする準主役としての役割を受け入れながら、チームがより上手く機能できるようスキルを磨いて、自身のプレースタイルをインサイドメインからストレッチビッグへと進化させ、ヒートの2連覇に大貢献した。まさに理想的なチームプレイヤーと言える。
2014年にヒートとマックスサラリーで再契約し、レブロン離脱後のチームを引っ張ることとなったボッシュだが、2014-15シーズンのオールスターブレイク中に肺血栓を発症し戦線離脱。翌2015-16シーズンの開幕戦には復帰するも、シーズン中盤に病気が再発してまたもシーズン全休となり、続く2016-17シーズンは身体検査をパスすることができず、1試合もフロアに立てなかった。
ボッシュ解雇のニュースが発表されて間もなく、元盟友のレブロン・ジェイムスとドウェイン・ウェイドは、Twitterでボッシュに応援と祝福のメッセージを送った。
https://twitter.com/KingJames/status/882355688936054784
https://twitter.com/DwyaneWade/status/882347674879406080
Image by Gabriel Li
参考記事:「NBA」