タイラー・ヒーローが2021-22シーズンのシックスマン・オブ賞選出、ヒート史上初
NBAは現地5月3日、最も活躍したベンチプレイヤーに贈られるシックスマン・オブ・ザ・イヤーの2021-22シーズン受賞者を発表。マイアミ・ヒートのタイラー・ヒーローが選出された。
ヒートの選手が同賞を受賞するのは球団史上初となる。
100人のスポーツライター/ブロードキャスターたちによる投票の結果、ヒーローは1位票100票中96票を獲得し、2位に大差をつける488ポイントで選出。2位はキャブスのケビン・ラブで214ポイント(1位票3票)、3位はサンズのキャム・ジョンソンで(1位票1票)128ポイントとなり、昨季のシックスマン・オブ・ザ・イヤーだったジャズのジョーダン・クラークソンは27ポイントで4位だった。
2020年のオーランドバブル・プレイオフで予想以上の活躍を見せ注目を集めた2019年ドラフト13指名のヒーロー。2020年NBAファイナル直後の10月にリリースされたジャック・ハーロウのラップソング『Tyler Herro』は、米ビルボードのR&B/ヒップホップ週間チャートで11位にランクインする大ヒットだった。
▼『Tyler Herro』 by ジャック・ハーロウ
プロ2年目の昨季は伸び悩んでいたヒーローだが、3年目の今季はベンチ出場ながらヒート2番手のスコアラーとして20.7得点を平均して再ブレイク。得点、アシスト、スリー成功率でそれぞれキャリアハイを記録し、ヒートのイースト首位獲得に大貢献している。
ホークスと対戦した今年のプレイオフ第1ラウンドではやや精彩を欠くも、現地5月2日に行われた76ersとのイースト準決勝第1戦では25得点/7アシストでチームを勝利に牽引した。
▼2021-22ハイライト
※2021-22シーズンアワード受賞者:
- DPOY:マーカス・スマート(セルティックス)
- MIP:ジャ・モラント(グリズリーズ)
- 新人王:スコッティ・バーンズ(ラプターズ)
参考記事:「NBA」