アイザイア・トーマスがナゲッツと契約合意
2018年は“1年契約の夏”。今夏はキャップスペースに余裕のあるチームが極めて少ないため、FAを来夏に持ち越そうとする選手が非常に多い。まだ今年のFAは終わっていないが、現地7月12日の時点で1年契約を結んだ選手の数はすでに過去最高だという。2017年オールスターのアイザイア・トーマスもその一人だ。
ESPNのAdrian Wojnarowski記者によると、無制限FAだったトーマスは12日、デンバー・ナゲッツとの契約に合意。契約内容は1年/200万ドルのベテランミニマムだという。
昨年のオフにカイリー・アービングのトレードでセルティックスからキャブスへと移籍したトーマスは、股関節の怪我から1月に復帰するも、100%の状態からは程遠く、キャブスでの15試合で14.7得点、4.5アシスト、FG成功率36.1%を平均。その後、2月のトレードデッドラインでレイカーズへと移籍するが、新天地でも以前のパフォーマンスを取り戻すことができず、主にベンチ出場から17試合で平均15.6得点、FG成功率38.3%に終わっている。
トーマスにとっては、怪我をおしてプレイオフに出場するほど大好きだったチームを放出され、さらに移籍後もTDガーデンでの「トリビュートビデオ」を巡って元セルティックスの選手たちに批判されるなど、散々な1年だった。
▼昨季のシーズンハイは29得点
2016-17シーズンにはリーグ3位の28.9得点を平均してスター選手の仲間入りを果たし、オールNBAチーム(セカンド)に輝いたトーマス。次の契約ではマックスまでとはいかずとも、それなりの高額サラリーを手にできる可能性が高かったはずだが、そのわずか1年後にはベテランミニマムしか選択肢がなくなってしまったというのは悲しい出来事だ。
来季こそ完全復活して、再ブレイクしてくれることに期待したい。
▼2017年のような活躍がまた見たい
Image by Erik Drost
参考記事:「ESPN」