ジャ・モラントがキャリアハイ46得点、グリズリーズの球団新記録樹立
今季にオールスターゲーム初出場を果たしたばかりのジャ・モラントが、リーグ3年目の22歳にして、レギュラーシーズンとプレイオフの両方でメンフィス・グリズリーズの得点記録保持者となった。
モラントは現地26日、ユナイテッド・センターで行われたシカゴ・ブルズとの試合で28本中15本のFG成功から46得点をマーク。イーストの首位チーム相手にグリズリーズを116-110での勝利に導いた。
球団新記録
46得点はモラントの自己ベストであると同時に、レギュラーシーズンにおけるグリズリーズの歴代最多記録(これまでの記録は2007年マイク・ミラーの45得点)。モラントは昨年プレイオフで47得点をマークしており、すでにポストシーズンの球団記録保持者にもなっている。
▼グリズリーズのRS得点記録トップ5
- ジャ・モラント:46得点、2022年2月26日
- マイク・ミラー:45得点、2007年2月21日
- パウ・ガソル:44得点、2006年3月28日
- ジャ・モラント:44得点、2020年12月23日
- ジャ・モラント:44得点、2022年2月16日
またモラントが40得点以上をマークしたのは今季5回目かつキャリア通算6回目で、こちらも球団史上最多。モラント以前だと、キャリアで複数回の40得点ゲームを達成したグリズリーズ選手はパウ・ガソルとマイク・ミラーの2人しかいない(それぞれ2回)。
▼敵地のアナウンサーをも唸らせた360レイアップ
連敗を2で終わらせたグリズリーズはモラントの他、スティーブン・アダムスが12得点、21リバウンド、5アシストで勝利に大貢献。第4Q序盤の17点リードから終盤で1点差にまで迫られるピンチに陥ったが、オフェンスリバウンドでブルズの逆転のチャンスを潰してギリギリで逃げ切った。
10試合連続
一方で敗れたブルズ(39勝22敗)は、デマー・デローザンが31得点、ザック・ラビーンが28得点で奮闘。同日にマイアミ・ヒートが白星をあげてシーズン40勝(21敗)に到達したたため、イースト2位に転落することとなった。
これでデローザンは、ブルズ選手として1991年のマイケル・ジョーダン以来となる10試合連続での30得点超えを達成。
10試合連続30得点は、NBA史で見ても一握りのエリートスコアラーのみが成し遂げた偉業。過去10年間では、2012年のコービー・ブライアント(10回)、2014年のケビン・デュラント(12回)、2019年のジェームズ・ハーデン(32回)、2021年のステフィン・カリー(11回)の4回のみとなっている。
ボックススコア:「NBA」