オールスターのモラントがグリズリーズ史上最多得点でのトリプルダブルを記録
オールスターのスターターに選ばれたばかりのジャ・モラントが、プロ3年目の22歳にしてまた新たな球団記録樹立だ。
モラントは現地28日、フェデックス・フォーラムで行われたメンフィス・グリズリーズ対ユタ・ジャズ戦で30得点、10アシスト、10リバウンドの大活躍。キャリア4回目のトリプルダブルをマークし、グリズリーズを119-109での勝利に導いた。
グリズリーズの選手が30得点でのトリプルダブルを達成したのは、今回のモラントがフランチャイズ史上初めて。これまでの球団記録は、マルク・ガソルとザック・ランドルフが2016年にマークした28得点だった。モラントは今季10月にも、歴代グリズリーズで初となる40得点/10アシストでのダブルダブルを記録したばかりだ。
▼モラントは5試合連続で30得点超え
ウェスト4位シーズのジャズを下したグリズリーズはモラントの他、ブランドン・クラークが22得点、デズモンド・べインズが17得点を記録。4年目ビッグマンのジャレン・ジャクソンJr.は18得点とシーズンハイ6ブロックを獲得して勝利に大貢献した。
一方で、ドノバン・ミッチェルとルディ・ゴベアのスター2選手が不在だったジャズは、ダニュエル・ハウスJr.がベンチから16分の出場でチームハイ21得点の奮闘。古巣凱旋だったマイク・コンリーは15得点、6アシストをあげている。
ジャズが低迷中
今季開幕最初の2カ月でリーグ最多の得点マージン(+10.3)を記録し、サンズとウォリアーズの上位2チームに僅差で食い下がっていたジャズ。だが1月に入ってから4勝11敗と大失速してしまい、現地1月28日を終えた時点で、ウェスト5位のダラス・マーベリックスに1.5ゲーム差まで詰め寄られている。
ジャズ低迷の理由は主力の離脱だ。まず年明け早々にルディ・ゴベアが安全衛生プロトコルのため5試合を欠場。1月16日の試合で復帰するが、ゴベアと入れ替わりで今度はドノバン・ミッチェルが脳震盪のため戦線離脱を余儀なくされる。さらにそこからゴベアがふくらはぎの負傷で再びチームを離れることになり、直近3試合ではスターが2人とも不在だった。
ボックススコア:「NBA」