ジャズが再びクリッパーズとの接戦を制しシリーズ開幕2連勝
NBAでは現地10日、ユタ・ジャズとロサンゼルス・クリッパーズがビビント・アリーナでウェスタンカンファレンスセミファイナル第2戦を対戦。ジャズが117-111でクリッパーズを破り、シリーズを2勝0敗とした。
第2戦でのジャズは、ドノバン・ミッチェルのスコアリングで先手を取り、見事なチーム守備でクローズする必勝パターンでクリッパーズを下した。
ミッチェルは45得点をマークした第1戦でのリズムを持ち越し、序盤からオンボールでクリッパーズディフェンスを圧倒。前半だけでFG16本中11本成功から27得点をあげ、チームにペースを呼び寄せる。
後半開始直後で最大21点リードを奪取したジャズに対し、クリッパーズは第3Q中盤から猛反撃を展開。レジー・ジャクソンの連続得点をきっかけに23-6のランで一気に点差を縮め、第4Q残り6分台には逆転に成功した。
20点以上のリードをひっくり返されたジャズだったが、クラッチタイムでは守備のギアを上げて主導権を奪還。第4Q残り5分30秒から9ポゼッション連続でクリッパーズを無得点に抑えつつ、オフェンスではジョー・イングルスを軸に9連続得点をあげて、残り時間2分で再び二桁リードを奪取した。
ジャズは、ミッチェルが37得点、今季シックスマン賞受賞者のジョーダン・クラークソンが24得点をマーク。DPOYに選出されたばかりのルディ・ゴベアは、13得点とプレイオフ自己最多の20リバウンドで勝利に大貢献した。
他には、イングルスが19得点、ボヤン・ボグダノビッチが16得点と、先発ウィングが活躍。チーム合計でプレイオフ球団最多となる20本のスリーを沈めている。
一方で敗れたクリッパーズは、レジー・ジャクソンがチームハイ29得点、ポール・ジョージが27得点/10リバウンド、カワイ・レナードが21得点をマーク。シリーズ最初の2試合では、レナードがマブスとの第1ラウンドで見せたような支配力を発揮できていない。
再びシリーズ0勝2敗の苦境に立たされることとなったクリッパーズ。第2戦だと、スモールラインアップやゾーンディフェンスは十分に通用していたと思う。ただ問題は、オープンスリーの精度とビッグラインアップ時の守備。さらにマイク・コンリー不在の2試合で1つも落とせなかったのが痛い。
ジャズとクリッパーズのシリーズ第3戦は、現地12日にロサンゼルスで行われる。
ボックススコア:「NBA」