ジマー・フレデッテがロケッツとのプレシーズンゲームで41得点
2011年NBAドラフト全体10位指名で、2年前から中国リーグの上海シャークスに所属しているジマー・フレデッテが、現地9日にトヨタセンターで行われたヒューストン・ロケッツとのプレシーズンゲームで41得点をあげた。
この日のフレデッテは、48分のフル出場で40本中16本のフィールドゴール(スリー11本中4本)に成功。NBAチーム相手に41得点を獲得するのは本当に凄いことだが、昔と同じでワンマンプレイからのショットミスが多く、得点効率の面では理想的な40点ゲームとは言えない。久々に立ったNBAのフロアでインパクトを残せたものの、このパフォーマンスがフレデッテのNBA復帰に向けてプラスになるかと言われれば、難しいところだろう。
大学時代はNCAAのカレッジ・プレイヤー・オブ・ザ・イヤーに輝くなどスター的存在で、プロに入ってからの活躍も期待されていたフレデッテだが、NBAでは2011年のデビューから5シーズンで6.0得点、1.4アシストを平均。シュート力が高いものの、NBAのオンボール・スコアラーとしてはサイズとスピードが不足しており、またオフボールオスキルやディフェンスにも弱いため、あまり出場時間を稼げず、2016年から中国に拠点を移した。
中国リーグのCBAでは、1シーズン平均30得点や1試合73得点を記録したり、スリーポイントコンテスト王者に輝いたりと、存在感を発揮している。
同日の試合に勝利したロケッツは、ジェイムス・ハーデンが30分の出場で37得点、9アシストをマーク。なおハーデンが第3Q終盤に決めたスタイリッシュなスリーポイントショットについて、ネット上では「トラベリングか否か」で議論が巻き起こっていた。
https://twitter.com/NBA/status/1049838441154928645
このプレイに関して、NBA審判の公式Twitterアカウントは、「ギャザーしてから2歩なのでトラベリングではない」としている。
この日のロケッツは、CP3/ハーデン/ジェイムズ・エニス/ジェラルド・グリーン/P.J.タッカーのウルトラスモール・ラインアップで試合に臨み、合計で30アシスト、スリー28本を記録。一方で敗れた上海シャークスは、フレデッテの他、元ロケッツのルイス・スコラが18得点/12リバウンドのダブルダブルで活躍した。
ボックススコア:「NBA」