JJ・バレア、マブスと再契約でキャリア15年目突入へ
JJ・バレアはマブス版のユドニス・ハスレム的存在になりつつある。
The Athleticによると現地27日、バレアはダラス・マーベリックスとの再契約に合意。契約内容は昨季と同じく1年のベテランミニマム(260万ドル)だという。
バレアはドラフト外から2006年にマブスに入団。身長178cmというNBA選手としては圧倒的に不利なサイズだが、スキルやタフネスを武器にその逆境を跳ね返して成長を続け、2011年にはバックアップPGとしてマブスの初優勝に大貢献している。
アキレス腱断裂からの復帰となった昨季のバレアは、29試合の出場で7.7得点、3.9アシストを平均。これまでと比べてプレイタイムが大幅に減り、2020ポストシーズンでは出場時間がシリーズトータルでわずか5分のみだった。
昨季レギュラーシーズンでもDNPの試合が多かったりと、オンコートでの存在感を失いつつあるバレアだが、メンターとしてはマブスにとって欠かせない選手。マブスの番記者によれば、スーパースターのルカ・ドンチッチとも強い信頼関係を築いているという。
バレアは現役引退後にコーチ職への移行を考えているらしいので、今のプレイヤー兼コーチ的な役割は本人の望むところなのかもしれない。
ただマブスとして問題は、バレアと再契約を結ぶことで、来季ロスターの保証契約が16人になってしまうところ(新人を含め)。4週間後に控えた2020-21シーズン開幕までにロスター15選手(+2ウェイ契約2人)まで絞る必要があるので、誰を切ることになるのか?
参考記事:「ESPN」