ヨキッチが5試合ぶりの復帰戦で24得点/15リバウンド/7アシスト、因縁のヒートに快勝
NBAでは現地11月29日、デンバー・ナゲッツとマイアミ・ヒートがFTXアリーナで対決。3週間前に行われた試合では、2選手退場処分で乱闘寸前の大荒れとなった2チームだが、この日の対戦では何事もなく進行し、最終的にナゲッツが120-111でホームチームのヒートを下した。
6連敗を脱出したナゲッツは、第2Q中盤から最後まで二桁リードを維持してヒートを圧倒。手首の怪我から5試合ぶりに復帰したニコラ・ヨキッチが24得点、15リバウンド、7アシストのオールラウンドな活躍でチームを牽引した。
前回のナゲッツ対ヒート戦では、マーキーフ・モリスを背後から突き飛ばして退場、さらに1試合の出場停止処分となったヨキッチ。モリスはむち打ちとなり、その日からチームを離脱している。
この日の試合では予想通り、ヨキッチがボールを触る度にヒートファンたちから激しいブーイング。ヨキッチはそれを意に介さないパフォーマンスを披露し、試合後には敵地からの罵声について、「僕はセルビアでプレイしてきた。1度それを体験してみて欲しい」とコメントした。
ヨキッチの言う通り、ヨーロッパのプロスポーツでは声援やブーイングを含め観客の熱意が凄まじい。バスケットボールにおいても、NBAはどれだけ盛り上がっても比較的ファミリー・フレンドリーな環境だが、ユーロリーグの試合は度々無法地帯と化す。
▼アメリカとヨーロッパのバスケ観客
10勝10敗の勝率5割に戻したナゲッツはヨキッチの他、アーロン・ゴードンが20得点、新人のボーンズ・ハイランドがベンチから19得点で勝利に貢献。一方で、ジミー・バトラーとタイラー・ヒーローのリードスコアラー2人が欠場したヒート(13勝8敗)は、バム・アデバヨが24得点、13リバウンド、6アシストで奮闘した。
ボックススコア:「NBA」