J.R.スミス 「デイビッド・ブラットHCのためなら何でもやる」
J.R.スミスは、クリーブランド・キャバリアーズのデイビッド・ブラットHCにぞっこんらしい。
以前から試合中やプライベートでの“プロらしからぬ振る舞い”を何度も指摘されてきたスミスだが、キャブスに移籍してからはバスケットボールに専念できるようになったとしている。その最も大きな理由の一つは、コーチとの信頼関係だという。
スミスは地元メディアの取材でブラットHCへの熱い想いを語った。
「(ブラット)コーチは僕を1人の人間として大切にしてくれる。コート上だけでなく、プライベートでも僕を本当に気遣ってくれた最初のコーチの1人だ。僕のことを大切にしてくれる人だと知っているからこそ、彼のために全力を尽くしてプレーすることが簡単にできた。こういった人が支えていてくれたら、プレーに専念するのがとても容易になる。コーチのためなら、僕はレンガの壁だって走り抜けるよ」
「コーチはプレーに専念させてくれる。シュートするなとか、ここでシュートを打てとか、そんなことを言わない。できる限り最高のプレーをしろ、と言ってくれる。僕に信頼を置いてくれているんだ」
– J.R.スミス
昨季のスミスは、キャブス移籍後の46試合中45試合にスタメン出場し、12.7得点、3.5リバウンドを平均。ニックス時代に比べて、プレー時間やスリー成功率が上がった一方で、アイソレーションからのプルアップ・ジャンパーといった個人プレーが減り、ターンオーバーの数もかなり少なくなった。ついにチームプレーヤーとしてひとつ成長した印象だ。
▼J.R.スミス、2014-15ハイライト
NBAでのヘッドコーチ1年目となった昨季は、「レブロン・ジェイムスに逆らえない」とか「選手への影響力はアシスタントコーチ以下」など、さんざんネガティブな注目を浴びてきたブラットHC。そんな彼にとって、今回のスミスの好意的なコメントは心強いものとなるはず。
Image by EDrost88/Flickr
参考記事:「Cleveland.com」