カワイ・レナードがレギュラーシーズンでキャリア初のテクニカルファウル
キャリア8シーズン、422試合、合計1万2864分のプレイタイム。ボールタッチが多いスター選手がこれだけ長い時間フロアに立って、テクニカルファウルがたったの1回しかをコールされていないというのは、本当に素晴らしいことだと思う。
現地25日に行われたマイアミ・ヒート対トロント・ラプターズ戦の第3Q終盤、トランジションでドライブからレイアップを仕掛けたカワイ・レナードは、途中でディフェンダーに腕を掴まれてショットに失敗する。明らかなシューティングファウルだったにもかかわらず、ベースラインの審判が笛を鳴らさずにターンオーバーをコールしたため、レナードは珍しく大声を上げて激しく抗議。続く守備ポゼッションでも審判への抗議を続けたため、レナードにテクニカルファウルが与えられた。
レナードにとっては、レギュラーシーズンのキャリアで第1号のテクニカルだ。
ラプターズに移籍してからのレナードは、スパーズ時代よりも感情を表に出すことが多くなった印象だが、それでも他のスーパースターたちに比べると、ノーコールに不満を訴えることが少ない選手だと思う。しつこく抗議したレナードにも少し非はあるものの、明らかな誤審がきっかけで0テクニカルファウルの記録が終わってしまったのは残念だ。
なおレギュラーシーズンではクリーンだったレナードだが、プレイオフでは2012年のルーキーシーズンに1度だけダブルテクニカルファウルをコールされたことがある。その時も、レナードから仕掛けたものではなく、マッチアップしていたカーロン・バトラーからプッシュされたため仕方なくという形だった。
▼2012年ウェストセミファイナルにて
この日のレナードは29得点、10リバウンドのダブルダブルをマークして、ラプターズを125-115での勝利に牽引。敗れたヒートは、ドウェイン・ウェイドがシーズン最多の35得点、6アシストで大活躍した。
▼今季が最後だなんて言わないでほしい
ボックススコア:「NBA」