カワイ・レナードがキャリア第1号のトリプルダブル達成
カワイ・レナードが30得点トリプルダブルを記録するオフェンシブプレイヤーへと進化するなんて、サンアントニオ・スパーズでファイナルMVPを獲得した2014年当時は想像できなかった。
レナードは現地24日、アメリカン・エアラインズ・アリーナで行われたロサンゼルス・クリッパーズ対マイアミ・ヒートの一戦で33得点、10アシスト、10リバウンドをマーク。キャリア502試合目にして自身初のトリプルダブルを達成し、クリッパーズを122-117での勝利に導いた。
前半はFG11本中わずか2本成功とスコアリングで精彩を欠いていたこの日のレナードだが、第3Qに6本中5本のショットを決めてピリオド17得点と大爆発。第3Q終了時で24得点、10アシスト、9リバウンドに到達し、第4Q残り4分に記念すべき10本目のリバウンドを獲得した。
今季のレナードは、35試合の出場で27.3得点、7.5リバウンド、5.1アシストを平均。いずれもキャリアハイだ。ここ2シーズンでプレイメイク力を大きく伸ばしたことで、今や攻守で弱点が一つもない最も完成されたウィングプレイヤーになったと言える。
試合後、レナードはロッカールームでドック・リバースHCからトリプルダブル記念としてゲームボールを受け取ると、「みんなのおかげ。みんながショットを決めてくれたから。それがトリプルダブルだ」とチームメイトたちに感謝を告げた。
敗れたヒートは、ジミー・バトラーが20得点、タイラー・ヒーローが19得点、バム・アデバヨが18得点/9アシストで奮闘。バトラーは第4Qに足首負傷で途中退場した。
今季ヒートがホームで黒星を喫したのは2回目(20勝2敗)。いずれもLAのチームからの敗北となっている。
ボックススコア:「NBA」