デュラントがミロス・テオドシッチを大絶賛、「今まで見た中で最高のパス」
2017-18シーズンは、ユーロリーグ屈指のプレイメイカーと言われたミロス・テオドシッチが、30歳にしてついにNBAデビューする。
今年7月にロサンゼルス・クリッパーズと契約を結んだテオドシッチはセルビア出身のポイントガードで、とにかくパスが上手い。2010年にユーロリーグMVPに輝いた他、2016年のリオ五輪では司令塔としてセルビアの銀メダル獲得に大貢献し、そのパスセンスとコートビジョンはあのケビン・デュラントを唸らせたほどだ。
デュラントはポッドキャスト番組『Bill Simmons’ Podcast』に出演した際に、テオドシッチのプレイについて「今までに見た中で一番凄いパスを決めた」と大絶賛した。
「僕は彼と対戦したことがある。もう一度戦える機会が待ちきれないよ。彼は去年のオリンピックで、僕が今まで見たこともないような素晴らしいパスを出した。僕たちチームUSAは、『一体どうやったらあんなパスが通るんだ?』とみんな驚いていたよ。彼はサイドラインに向かって走っていたんだが、頭の周りでボールを軽くはじくと、ディフェンダー2人の間を抜けてパスが通った。3Pラインにいるチームメイトに向けて、頭越しに右手でボールをフリックしてパスを通したんだ。僕はそのプレイに騙されて、クルクルと回ってしまったよ。そしてこう思った、『あれは今まで見た中で最高のパスだ』とね。あんなパスを出す選手を見たことがない。最高のパスだった。彼が(NBAで)どんな風にプレイするのか、すごく楽しみだ」
– ケビン・デュラント
デュラントが言っているのは、恐らくこのプレイのことだと思う:
世代を代表する数々のポイントガード達とフロアをシェアしてきたデュラントに「最高のパス」とまで言わせるのは本当に凄いことだ。最初はNBAのスピードとフィジカルに苦戦するかもしれないが、来季のテオドシッチがどんな素晴らしいパスを見せてくれるのか楽しみで仕方がない。
参考記事:「FanSided」