KDがオクラホマ初凱旋で34得点、ウォリアーズはサンダーに圧勝
ケビン・デュラントにとって移籍後初の古巣凱旋となった現地11日のゴールデンステイト・ウォリアーズ対オクラホマシティー・サンダー戦は、終始ウォリアーズが主導権を握り、130-114で快勝した。
カップケーキ・ナイト
この日のチェサピーク・エナジー・アリーナは、デュラントに対してブーイングの嵐。「カップケーキ」のサインやTシャツが会場のいたるところで見られ、フリースローでプレーが止まれば「カップケーキ」の大合唱が巻き起こった。
▼カップケーキマスコット
▼「カップケーキ」コール
▼球場の外にもカップケーキ
また大興奮の客席とシンクロして、フロアの選手たちもかなりヒートアップ。KDがラッセル・ウェストブルックとトラッシュトークしたり、アンドレ・ロバーソンと軽くもみ合いになったりするシーンが見られた。
デュラントは古巣からの厳しい歓迎にプレーを乱されることなくアグレッシブに攻め、33分の出場でチームハイの34得点、9リバウンドをマーク。ウォリアーズの16点リードで迎えた第4Q残り3分40秒には、ウェストブルックの上からロングスリーを沈めて、OKCに完全にとどめを刺した。
予想通り盛大なブーイングだったチェサピークアリーナだが、ヒート移籍後のレブロン・ジェイムスが初めてクリーブランドを訪れた時に比べればまだマシで、デュラント自身も試合後に「もう少しうるさくなると思っていた」とコメントしている。
▼KD34得点
ウォリアーズはKDの他に、ステファン・カリーとクレイ・トンプソンがそれぞれ26得点、ジャベール・マギーが16得点を記録。カリーとドレイモンド・グリーンはカップケーキが気に入ったようで、試合後のインタビューでカップケーキTシャツを着用していた。
そもそも「なんでカップケーキがKD?」という話だが、きっかけとなったのは、デュラントがGSWへの移籍を発表した日にウェストブルックがインスタグラムに投稿した写真。カラフルなカップケーキを並べた写真に「HAPPY 4th (of Jury)」とコメントを添えたもので、米独立記念日を祝うだけの無害な投稿に見えるが、後に元チームメイトのケンドリック・パーキンスがSI誌のインタビューで、「OKCではソフトなプレイをした選手をカップケーキと呼んでいた」ということを明かし、OKCファンたちがKDをカップケーキと呼ぶようになった。
これでウォリアーズとの今季対戦成績が0勝3敗となったサンダーは、ウェストブルックが自己最多タイとなる11ターンオーバーを出しながらも、47得点、11リバウンド、8アシストで大奮闘。他にビクター・オラディポが20得点、スティーブン・アダムスが13得点をマークしたが、二桁得点に達したのは3選手のみで、チーム全体でスリー24本中6本と、いつも以上にロングレンジを決められなかった。
ボックススコア:「NBA」