ケンバ・ウォーカーがレブロン・ジェイムスに初勝利
2011年ドラフト9位指名でNBA入りし、たゆまぬ努力でオールスターへと躍進を遂げたケンバ・ウォーカー。オールNBAサードチームにも選出されたばかりで、今やリーグトップクラスのベテランポイントガードの1人だが、デビューから昨季までの8年間でレブロン・ジェイムス率いるチームに1度も勝利したことがなかった。
プレイオフも含めれば通算0勝28敗。そんなウォーカーの“vsキング”のマッチアップ連敗記録が、2020年の「キング牧師記念日」をもってようやく終わりを迎えた。
NBAでは現地20日、ボストン・セルティックスが本拠地TDガーデンでロサンゼルス・レイカーズに圧勝。29回目のトライにして、ウォーカーがついにレブロンを負かした。
この日のウォーカーは30分の出場で20得点、7アシストを記録。試合後、初めてレブロンのチームを下したことについて、「彼が引退する前に1回でも勝ててハッピーだよ。たった1勝だけどね。1勝28敗」とコメントした。
連敗を3で止めたセルティックスはウォーカーの他、ジェイソン・テイタムがゲームハイ27得点で大活躍。ジェイレン・ブラウンが20得点、エネス・カンターがベンチから18得点/11リバウンドのダブルダブル、ゴードン・ヘイワードが16得点/5アシストで勝利に貢献した。
序盤はレイカーズのサイズに翻弄され、試合開始わずか1分で8点ビハインドに陥るスロースタートを切ったセルティックスだったが、ヘイワードの連続得点でエンジンがかかると、前半を69-55でアウトスコア。第3Q中盤には、ブラウンがレブロンの上からダンクを叩き込む超ファインプレイを決める。
このポスタライズダンクからセルティックスは完全に主導権を握り、第4Q序盤にはリードを30点に拡大。サイズが強みのレイカーズを、スピードとボールムーブメントでねじ伏せた。
ボックススコア:「NBA」