ケニオン・マーティンが現役引退へ
2000年ドラフト全体1位指名のケニオン・マーティンが現地2日、NBAからの正式な引退を発表した。Yahoo Sportsが報じている。
「素晴らしい15年間だった。長年にわたって応援してくれたファンのみんなにお礼を言いたい。だけど退き際というものがあり、僕にとって今がその時なんだ。人生の次章を迎える準備は出来ている。そして大好きなゲームをプレーする機会を与えてくれたネッツ、ナゲッツ、クリッパーズ、ニックス、並びにバックスに感謝したい。本当に楽しかった。ありがとう」
– ケニオン・マーティン
2000年にニュージャージー・ネッツ(現ブルックリン)からNBAデビューしたマーティンは、サイズと身体能力を活かしてルーキーシーズンからスタメンフォワードとして大活躍。NBAオールルーキー1stチームに選出されると、2002年と2003年には2年連続でファイナルに出場、2004年にはオールスター選出を果たしている。
ジェイソン・キッドの絶妙なパスからのアリウープや豪快なプットバックダンクが、マーティンのトレードマークだった。
▼キッド×マーティン
▼2003年ファイナル第1戦、Kマートvsダンカン
2004年にナゲッツへとトレードされたマーティンだが、移籍2シーズン目から膝の故障に悩まされ、ネッツ時代のダイナミックさを失ってしまう。その後、2012年のロックアウトシーズンに一時中国リーグに移るも、すぐにNBAに復帰。クリッパーズ、ニックスでのプレーを経て、昨季はバックスと2度の10日間契約を交わしたが、延長契約を取り付けることができず、2月19日にチームからウェイブされた。
マーティンは15シーズンのキャリアで、平均12.3得点、6.8リバウンド、1.2スティール、1.1ブロックを記録している。
▼ケニオン・マーティン、2014-15シーズンデビュー戦
報道によると、マーティンはNBAや大学レベルでのコーチングに関心を示しているという。さらに14歳になる息子のケニオンJr.をNBA選手へと育て上げようと計画しているらしい。
「これからは、家族とビジネスに費やす時間が持てる。もしコーチ関連の仕事で声がかかれば、検討したい。それからケニオンJr.に数年後のドラフトで1位指名になる準備をさせなくては」
– ケニオン・マーティン
Image by Keith Allison/Flickr
参考記事:「Yahoo Sports」