クリス・ミドルトンが第3戦の正念場で覚醒、第4Q20得点でバックスを勝利に導く
NBAでは現地27日、ミルウォーキー・バックスとアトランタ・ホークスがステイト・ファーム・アリーナでイースタンカンファレンスファイナル第4戦を対戦。ビジターのバックスが113-102でホークスを破り、2勝1敗でシリーズのリードを奪った。
1勝1敗のイーブンで迎えたシリーズ第3戦では、バックスのクリス・ミドルトンがゲーム最多の38得点、11リバウンド、7アシストで大活躍。特に最終クォーターだけで20得点をマークと、たった1人でホークスの第4Q得点を上回る見事なクラッチパフォーマンスを見せ、チームを逆転勝利に導く。
▼ミドルトンのテイクオーバー
この日のバックスディフェンスは、序盤からブルック・ロペスセンターのドロップ・カバレッジが上手く機能せず、試合の大部分でトレイル。だが終盤では、ヤニス・アデトクンボが5番に入るスモールラインアップでオールスイッチの守備に切り替え、ホークスの得点を抑えることに成功している。
バックスはミドルトンの他、アデトクンボが33得点/11リバウンドで勝利に大貢献。第4Qにはポストアップからのフェイダウェイもズバズバ決めていた。
これでアデトクンボは、今季プレイオフで9回目となる30得点/10リバウンドでのダブルダブルを達成。ESPNによると、1ポストシーズンでの30/10として2000年のシャキール・オニール(13回)以降で最多記録だという。
▼PJ・タッカーの4次元パス
ホークスのエースが負傷
この日の試合では、最初の3ピリオドだけで32得点に到達する活躍を見せていたトレイ・ヤングが第3Q終了間際に運悪く審判の足を踏んでしまい、足首を捻挫。第4Q序盤にはフロアに戻ってくるが、100%のコンディションでなかったのは明らかだった。
今季プレイオフでは、コロナ禍によるレギュラーシーズンでの過密スケジュールも影響してか、スター選手の怪我が多すぎる。ヤングの怪我が深刻でないことを祈るばかりだ。
バックスとホークスのシリーズ第4戦は、現地29日に再びアトランタで行われる。
ボックススコア:「NBA」