キングスが第4Q残り2分半での17点差から奇跡の大逆転
サクラメント・キングスが不可能を可能にした。
現地27日、キングスはターゲットセンターで行われたミネソタ・ティンバーウルブズ戦で、最終ピリオド残り2分47秒での17点ビハインドから奇跡的なカムバックを展開。試合をオーバータイムに持ち込み、133-129で大逆転勝利を収めた。
残り3分以下で17点差、普通に考えれば逆転なんて絶対にありえない状況。ESPNによると、「play-by-play」データが記録され始めた1996-97シーズン以降のNBAで、第4QもしくはOT残り3分で17点差以上をトレイルしていたチームが逆転勝利したケースは、昨日までは8,378試合中0回だったという。今回のキングスが初だ。
第4Qに最大で22点ビハインドに陥ったこの日のキングスは、終盤にバディ・ヒールドのシューティングが大爆発。ヒールドは第4Qラスト7分間でFG6本中6本成功から20得点をあげ、キングスの逆転劇を牽引する。
そして2点差で迎えた残り時間4.7秒には、ディアロン・フォックスが完璧なフリースローミスから同点のプットバックをねじ込む超ファインプレイを決めた。
シーズン成績を17勝29敗としたキングスは、ベンチスタートだったヒールドが9本のスリー成功からキャリアハイの42得点を記録。この日のヒールドは、コービー仕様のスニーカーでフロアに立ち、試合後には自己ベスト得点も含め「すべてコービーのため」と、子供の頃から憧れの存在だったレジェンドに祈りをささげた。
「NBAでプレイしたいと思ったのはコービーのおかげ。今夜は彼がそばにいてくれた気がした。『絶対にあきらめない』、それが彼のメンタリティだった」
▼コービー
一方で、10連敗となったウルブズは、アンドリュー・ウィギンスが36得点、ロバート・コビントンが24得点、カール・アンソニー・タウンズが23得点をマーク。タウンズは1月17日に復帰してからまだ1度も白星を掴んでいない。
ボックススコア:「NBA」