クレイ・トンプソンの1ピリオド37得点に大興奮、自分の所属チームを忘れるカール・ランドリー
2015年1月23日、ゴールデンステイト・ウォリアーズのクレイ・トンプソンが、本拠地オラクル・アリーナで行われたサクラメント・キングス戦の第3Qに37得点を獲得した。
これは、1ピリオドにおける歴代NBA最多得点を一気に4点更新した大記録。第3QのFG成功数は9本のスリーを含む13本中13本とパーフェクトで、たった1人でキングスのピリオド得点を上回った。
この日のパフォーマンスは、チームメイトや球場の地元ファンたちだけでなく、敵チームの選手さえも熱狂させた。それは、トンプソンのミラクルをキングスベンチから目の当たりにしたカール・ランドリーの行動から見て取れる。
▼クレイ・トンプソンの第3Q37得点
※以下、観客のリアクションを注意深く観察したというRedditユーザーの「_Circ」の投稿より:
第3Qの大部分では、ベンチに座ったままおとなしくゲームを見守っていたキングスのカール・ランドリー。だがトンプソンの無双ぶりに徐々に興奮を抑えられなくなり、第3Q残り2:06にピリオド27点目となるスリーが決まったところで、突然勢い良く席を立つ(キングスベンチ、白ヘッドバンドを付けたレジー・エバンスの背後)。
続くポゼッションで、トンプソンがジャンプショットを沈めた時には、すでにキングスのベンチにランドリーの姿はない。観客席の階段まで移動して、現地のファンと共にトンプソンの勇姿を見守っていた(赤の上着に青のスウェットパンツ)。
アウェイだということを忘れて、ファン(セキュリティー?)とじゃれ合うランドリー。
そして最終的には完全に一ファンと化し、トンプソンの37得点目をウォリアーズファンたちと一緒に拍手で祝福した。
ランドリーは2012-13シーズンに1年だけウォリアーズに所属し、控えのフォワードとしてチームの6年ぶりのプレーオフ進出に大貢献した。この日は元チームメイトの歴史的なパフォーマンスに、心の底から感動したのだろう。NBAプレイヤーが敵選手の活躍にエールを送るなどという姿は、滅多に見れるものじゃない。
Image by nikk_la/Flickr
参考記事:「Reddit」