ニックスが3カ月ぶりにホームで勝利
ここ12年間のサンアントニオ・スパーズは、2シーズンに1度のペースで規則正しくMSGで黒星を刻んでいる。
ニューヨーク・ニックスは現地24日、本拠地マディソン・スクエア・ガーデンで行われたスパーズ戦に130-118で快勝。歴代NBAで2番目の最長記録となっていたホームでの連敗を18で終わらせた。
ディアンドレ・ジョーダンとフランク・ニリキナが不在だったこの日のニックスは、デイミアン・ドットソンが27得点、ケビン・ノックス、デニス・スミスJr.、エマニュエル・ムディエイの3選手が19得点と若手が大活躍。
試合開始1分でさっそく自殺点をあげ、今日も全力でタンキングに走るかと思われたが、第1Q終盤から主導権を握ると最後までリードを手放すことなく、後半には最大で22点差を奪いスパーズを圧倒した。
▼せっかくハンデを与えてくれたのに…
13アシストを記録したスミスJr.は、第2Q中盤にあと一歩でダービス・バータンを葬り去るところだった。
▼決まっていればダンク・オブ・ザ・イヤーだったかも
ニックスがMSGで白星をあげたのは昨年の12月1日以来3カ月ぶり。かなりのレアイベントだったため、同日にLAで開催された第91回アカデミー賞授賞式では、『脚色賞』のプレゼンターを務めたサミュエル・L・ジャクソンが受賞者発表の前にわざわざニックスの勝利について言及したほどだ(同賞を受賞したのはニックスの大ファンであるスパイク・リー)。
一方で、敗れたスパーズはデマー・デローザンが32得点で奮闘。1月末から5連勝をあげて勢いに乗ったように見えたが、毎年恒例のロデオ・ロードトリップが始まってから7試合中6試合を落としており、現時点で首位ウォリアーズから10ゲーム差、9位キングスからわずか1ゲーム差のウェスト8位タイに転落している。
このままプレイオフレースからフェイドアウトしそうな予感さえするが、スパーズは次のネッツ戦でようやく悪夢のアウェイ8連戦が終了。続く10試合中8試合がホームゲームなので、その間にリズムを取り戻すことに期待したい。
ボックススコア:「NBA」