ニックスがジョアキム・ノアを解雇
ニューヨーク・ニックスが、2019年FAのためのキャップスペース確保に向けて動いた。
ニックスは現地13日、センターのジョアキム・ノアを解雇したことを発表。これでノアは、今季レギュラーシーズン開幕直前でFAとなる。
デリック・ローズのトレードと同じ2016年の夏にニックスと4年契約を結んだノアは、2シーズンで4.6得点、7.9リバウンドを平均。ブルズ時代はオール・ディフェンシブ・チームクラスの選手で、守備の要としての活躍が期待されていたが、怪我や不祥事が重なり、2年間でわずか53試合の出場に留まった。
なおESPNによると、昨季から元ブルズの主力選手たちを集めてきたミネソタ・ティンバーウルブズのトム・シボドーHCだが、FAとなるノアの獲得に関心はないそうで、ティンバーブルズをコンプリートするつもりはない様子。他のチームだと、センターポジションがやや不安なウォリアーズやレイカーズが興味を示すかもしれない。
一方のニックスは、ストレッチ条項を使って2年残っているノアの3780万ドル契約を分割することにより(今季年俸の1850万ドルをそのまま全額支払い、残りの1930万ドルを2019-20から2021-22の3年で分割)、来季のキャップスペースから約1290万ドルを削減することが可能。
2019年の夏には、ケビン・デュラントやカワイ・レナード、ジミー・バトラー、カイリー・アービングらがFAになる見込みだ。来夏のニックスがマックス契約(キャリア7~9年選手で約3300万ドル、10年以上の選手で約3800万ドル)をオファーするためのスペースを確保するには、少なくともあと1件のサラリーダンプが必要となる。
Image by Keith Allison
Via Knicks