ポルジンギスがキャリアハイ38得点、「コービーのメンタリティで試合に臨む」
今季は序盤から若手インターナショナル勢の成長ぶりが目覚ましい。
ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボがNBAレースに名乗りを上げる好パフォーマンスを続ける中、ニューヨーク・ニックスのクリスタプス・ポルジンギスは現地30日、MSGで行われたデンバー・ナゲッツとの試合で38得点、7リバウンド、3ブロックをマーク。4本のスリーを含む26本中14本のFGを決めてキャリアハイ得点を更新し、ニックスを116-110での勝利へと導いた。
これでニックス(3勝3敗)は、開幕3連敗から3連勝を達成。この日の試合では、ハーフタイム時の20点リードから第3Qに逆転されるという危うい場面もあったが、第4Qにポルジンギスやティム・ハーダウェイJr.がステップアップして、ニコラ・ヨキッチとジャマール・マレーのデュオに競り勝ち、終盤の接戦を制した。
今季のポルジンギスは、6試合中5試合で30得点を超えており、アデトクンボとカズンズに次いでリーグ3位の29.3得点を平均。リーグ3年目の22歳ながら、カーメロ・アンソニーの後釜としてフランチャイズスターの役割を立派に務めている。ただスタッツやホームでのMVPコールに気を取られることなく、コービー・ブライアントのメンタリティを見習いながら試合に臨むようにしているそうだ。
「コービーが81得点を記録した試合のインタビューを見た。彼は試合中に『これで50点、これで60点…』などといちいち考えたことはないと言っていた。彼はとにかくプレイに集中していたんだ。僕も常にそのメンタリティを持とうとしている。試合がどんな状況であれ、アグレッシブに攻め続けて、自分らしいプレイを続ける。そして試合が終わってから、スタッツをチェックするんだ」
– クリスタプス・ポルジンギス
敗れたナゲッツ(3勝4敗)は、ニコラ・ヨキッチが28得点、8リバウンドで奮闘。チームとしてまだオフェンスのリズムを掴めておらず、昨季はヨキッチが先発センターに定着した12月15日以降の57試合で、ウォリアーズを上回るリーグ首位の得点効率(100ポゼッションあたりの得点が113.3点)を誇っていたが、今季7試合ではリーグ16位の103.7に落ち込んでいる。
ボックススコア:「NBA」