カイル・ラウリーがラプターズとの延長契約に合意
昨季王者のトロント・ラプターズが現地6日、チームリーダーのカイル・ラウリーと延長契約で合意した模様。ESPNのAdrian Wojnarowski記者がラウリーのエージェントから得た情報として伝えている。
報道によると、延長契約の内容は1年/3100万ドルとのこと。ラウリーは現契約が今季いっぱいで終了するため、本来ならば2020年のオフにFAとなるはずだったが、これで2020-21シーズンまで契約が保証される。
ラプターズ在籍7年目だった昨季のラウリーは、65試合の出場で14.2得点、8.7アシスト(キャリアハイ)を平均。スーパースターのカワイ・レナードやMIPのパスカル・シアカムと共にチームを引っ張り、ラプターズの初優勝に大貢献した。
▼ラウリーの2019プレイオフ
1年前はレナード獲得のために長年チームの顔を務めたデマー・デローザンを放出するというシビアな決断を下したラプターズ。だが今回の延長契約では、チーム再建の礎となりトロントに悲願の初優勝をもたらしたラウリーに対してとても粋な計らいを見せたと言える。
ラウリーは来夏で34歳。もし予定通りFAになっていれば、3100万ドルという高額年俸を獲得するのは不可能だったはずだ。ESPNによると、33歳以上の選手が1年目の年俸で3000万ドルを超える延長契約を手にしたのは、ラウリーがリーグ史上初だという。
そもそもラウリーは、このままラプターズとしてNBAキャリアを終えることを望んでおり、来夏にFAになること自体あまり乗り気ではなかったらしい。これでもしラウリーが2021年以降もラプターズでの現役続行を希望する場合も、ディスカウント契約を受け入れることへの抵抗が少なくなるだろう。
参考記事:「ESPN」