カイリー・アービング、ネッツ球団記録の60得点
ブルックリン・ネッツのカイリー・アービングが、自身のキャリアハイと球団記録を更新だ。
アービングは現地15日、オーランドのアムウェイ・センターで行われたマジック戦で自己ベストの60得点をマーク。前日のカール・アンソニー・タウンズに次いで、今季リーグで60点ゲームを達成した2人目の選手となった。2日連続で60得点超えが記録されたのは、1962年以来60年ぶりだという(ウィルト・チェンバレン)。
この日のアービングは、前半だけで19本中14本のフィールドゴールを成功させ、ハーフタイムまでに41得点を獲得。前半の得点としては、2003年のコービー・ブライアント(42点)以降で最多だ。
後半に入ってからはややペースが落ちたものの、第3Qにピリオド10得点をあげて、最終クオーター突入前に50得点超えを達成。
第4Qでは、序盤に芸術的なステップバックからのミッドレンジを連続で沈めると、残り時間8分30秒に8本目のスリーを決めて60得点に到達。敵地のアリーナから大歓声があがるレベルの神懸ったパフォーマンスで、そのまま70得点にも届きそうな勢いだったが、その時点で37点リードとネッツの勝利が確定していたため、アービングはスタンディングオベーションに包まれながらベンチに下がった。
▼60得点
オフコートでは“問題児”扱いされることの多いアービングだが、オンコートでは紛れもなく歴代屈指のスコアラー。プレイがとにかくセンス抜群かつスタイリッシュで、ボールハンドリングやジャンプショットはもちろん、コンタクトを受けながらリムでフィニッシュするスキルが凄まじい。
同日の試合でも、50得点目となったドライブからのダブルクラッチが特に印象的だ。
▼マジックベンチのリアクションが素敵
またアービングは同日の試合で12本中8本のスリーに成功。オンボールのプルアップだけでなく、キャッチ&シュートの3Pも高確率で決め、特に第1Q中盤での“ディップ”なしの超クイックリリースで放ったコーナースリーが見事だった。
同日のネッツ(36勝33敗)は150-108の大差でマジックを下し、連勝を4に更新。アービングの他には、ケビン・デュラントが19得点/7アシスト、パティ・ミルズがベンチから15得点で勝利に貢献した。
なおネッツでは、2日前の試合でデュラントが53得点をマークしたばかり。ESPNによると、同じチームの選手が2試合連続で50得点以上を記録するのは今回のネッツがNBA史上初だという。
ボックススコア:「NBA」