レイカーズがルオル・デンをバイアウト
ルオル・デンが“飼い殺し”状態からようやく解放される。
ロサンゼルス・レイカーズは現地9月1日、契約残り2年のデンをウェイブすることを正式に発表。ESPNによると、デンは残りの保証サラリー3680万ドルから700万ドル以上を差し引いた2900万ドルでのバイアウトに合意したという。レイカーズはデンの来季年俸1430万ドルをそのまま支払い、契約最終年のサラリーを2019年~2021年の三分割にストレッチする見込みだ。
コービー・ブライアントが引退した2016年の夏に4年/7200万ドルの大型契約でレイカーズに移籍したデンだが、2シーズンで57試合の出場にとどまり、7.5得点、5.2リバウンドを平均。特にマジック・ジョンソンが2017年2月に球団社長に就任してからは、まったくフロアに立つ機会がなく、昨季は開幕戦で先発出場するも、残りのシーズン81試合を全休となった。
ESPNによると、今後FAになるデンに対し、複数のチームが関心を示しているとのこと。もしミネソタ・ティンバーウルブズが獲得することになれば、シボドーHC指揮下にローズ/バトラー/デン/ギブソンで一昔前のシカゴ・ブルズに限りなく近いユニットを再現できるようになる(後はノアも加われば完璧)。Fox SportsのNick Wright記者によれば、デンはまだまだ現役でやれると感じているようで、今季にそれを証明すると意気込んでいるようだ。
なおデンをウェイブしたレイカーズは、これで来夏サラリーキャップに約3800万ドルのスペースを確保できる見込み。来夏にFAとなる権利を持つケビン・デュラントやカワイ・レナード、ジミー・バトラー、カイリー・アービングらスター選手にマックスサラリーをオファーできるようになる。
ちなみに、つい最近になって知ったことだが、ルオル・デンには、デン・デン(Deng Deng)という名前の弟がいて、2016年にGリーグでプレイしていた。
参考記事:「NBA」