レイカーズがロケッツに3連勝、10年ぶりのウェストファイナル進出に王手
現地10日、ウェスト1位シードのロサンゼルス・レイカーズが、ヒューストン・ロケッツとのウェスト準決勝第4戦に110-100で快勝。
第1戦での黒星から3連勝をあげてシリーズを巻き返し、レイカーズにとって2010年以来10年ぶりとなるウェスタンカンファレンス・ファイナルまであと1勝に迫った。
この日の試合は、レイカーズが終始ロケッツを圧倒。前半を57-41で上回ると、後半に入ってからも勢いを失うことなく、第4Q中盤の残り7分には最大で23点にリードを広げる。
ただレイカーズは、そこで勝利を確信して少し気を抜いてしまったのか、スコアリングが大失速してしまい、その隙にロケッツが22-4のランで猛反撃を展開。
残り時間58秒には5点差の接戦となったが、そこからレイカーズはアレックス・カルーソのコーナースリーで再びリードを3ゴール差に広げると、続くポゼッションではスティールからラジョン・ロンドとレブロン・ジェイムスがバックボードのアリウーププレイを成功させ、ロケッツにとどめを刺した。
▼終盤でカルーソがファインプレイ連発
シリーズに王手をかけたレイカーズは、アンソニー・デイビスがゲーム最多の29得点、12リバウンドでダブルダブルをマーク。レブロン・ジェイムスはスリー5本すべてに失敗と、ジャンプショットが振るわなかったものの、16得点/15リバウンド/9アシストでオールラウンドな活躍を見せた。
もしロンドが、最後のプレイでバックボードパスではなくレイアップを決めていたなら、レブロンはトリプルダブルを達成していたところだ。
第4戦でのレイカーズは、完全にインサイドゲームを支配していた。
ペイントエリア得点で62-24、ファストブレイク得点で19-2と大差を付けつつ、リバウンドでも52本対26本で圧倒。特にオフェンスリバウンドでは12-1でロケッツを上回り、セカンドチャンス得点やペースのコントロールに繋げた。
一方のロケッツは、ラッセル・ウェストブルックが40分の出場で25得点と奮闘。ジェイムス・ハーデンは21得点/10アシストをマークするも、フィールドゴールはわずか11本中2本成功に終わった。
ロケッツは、ハーデンをオフボールで使わなさすぎるのが勿体ない気がする。
ボックススコア:「NBA」