スティーブンソンのマインドゲーム再び…、でもコートを離れればレブロンリスペクト
第5戦でレブロンの耳に息を吹きかける挑発行為をカメラに捉えられ、ペイサーズのラリー・バード社長から「もう2度とやるな」と注意を受けたというランス・スティーブンソン。試合前は「バードの言うことは何でも真剣に受け止める」と語っていたが、やはり第6戦でも「ちょっかいを出したい衝動」を抑えることができなかった様子だ。
▼レブロンの口元をやさしくタッチ
これにはさすがに冷静さを失いそうになったレブロンだが、周りがすぐに割って入り何事もなく収まった。スティーブンソンは、以下のプレーの仕返しとしてレブロンの顔をあんな風に触ったものと思われる。
とにかくあの手この手でレブロンに突っかかるランス。
試合はスティーブンソンの思惑通りに進まず、ヒートが25点差で圧勝。むしろこういったチープトリックは、逆にレブロンに火を付ける結果になってしまったとさえ感じる。
またスティーブンソンはノリス・コールの顔面に平手打ちを食らわせ、フレグラント・ファウルを取られた。
これが意図的かどうかはわからないが、一連のいやがらせ行為のせいで悪意があったと取られても不思議ではない。
▼ランスのやりたい放題に、さすがのハスレムも「お前ぶっ殺すからな」と激怒
https://twitter.com/WorldofIsaac/statuses/472548337930211329
いろいろとヒートアップしたシリーズだったが(ランスが一人で騒いでいただけ?)、いったんコートを離れればそこに遺恨はないらしい。
試合後スティーブンソンは「後悔はない。みんな全力でプレーした。ヒートの方が優れたチームだった。だから彼らが勝利したんだ」とコメント。さらに自身のInstagramアカウントへ、ヒートを祝福するメッセージと共に、レブロンと抱き合っている写真を投稿した。
「俺はレブロンとヒートを深く尊敬している。素晴らしいシリーズだったし、彼らは勝者に相応しい。それから俺はチームメイトのことをとても誇りに思っている。俺たちはここに来るまで1年間すごく努力した。すべての経験は糧になり、年々より良いチームになっていくはずだ。ペイサーズ、そしてファンのみんなを愛している。ありがとう」
– ランス・スティーブンソン
オフシーズンにFAとなるスティーブンソンだが、今季プレーオフのパフォーマンスはペイサーズや他チームGMの目にどのように写っただろうか?
確かにちょっとしたトラブルメーカーで、余計な荒波を立てることもあるかもしれない。だがまだ若く、才能も十分に持ち合わせている。ヒートとのシリーズでは少しスポーツマンらしからぬ部分もあったが、勝ちに対する想いは人一倍強い…、と思う。
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