ラウリ・マルカネンがフィンランド代表史上最多の43得点、クロアチア撃破でベスト8進出
2022年9月11日は、北欧フィンランドのバスケットボール史において記念すべき日となった。
FIBAランキング35位のフィンランドは同日、ドイツのベルリンで行われた2022ユーロバスケット決勝ラウンド16の試合で、格上のクロアチア代表(FIBA21位)を94-86で撃破。エースのラウリ・マルカネンがゲームハイの43得点をマークする大活躍を見せ、フィンランドを準々決勝へと導いた。
この日のマルカネンは、33分の出場で29本中19本のフィールドゴールに成功。第4Q残り29秒には、とどめの一撃となるステップバック・スリーを沈めて存在感を示した。
マルカネンがマークした43得点は、フィンランドの男子バスケットボール代表史で歴代最多。また2022ユーロバスケットにおいては、スロベニア代表のルカ・ドンチッチ(47得点)に次ぐ大会2位の記録となる。
昨季NBAでのマルカネンは、クリーブランド・キャバリアーズの“スーパービッグ・ラインアップ”の一員として61試合の出場で14.8得点/5.7アシストを平均。今夏にはドノバン・ミッチェルのトレードピースの一つとして、キャブスからユタ・ジャズへと移籍したばかりだ。
7フットの長身に広いシュートレンジを持つストレッチビッグのマルカネン。怪我の影響もあってか、デビュー3年目以降はロールプレイヤーとしての役割が主な仕事となっていたが、ミッチェル&ゴベア放出で一からの再建に突入する来季ジャズでは、メインオプションとしてボールを任される機会も増えるはず。
今年5月で25歳になったばかりとまだまだ若く、これからの成長と活躍が楽しみなプレイヤーだ。
ボックススコア:「FIBA」