レブロン・ジェイムスがキャリア初の退場処分
クリーブランド・キャバリアーズのレブロン・ジェイムスが、現地28日に行われたマイアミ・ヒート戦で珍しく冷静さを失い、キャリア15年目にして初の退場処分となった。
第3Q終盤、レブロンはフィジカルなプレイの後に笛が鳴らなかったことに腹を立て、審判に激しく抗議。審判は威嚇行為や暴言があったとして、レブロンに一発退場を言い渡す。
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リーダーを失ったキャブスだが、その時点ですでに20点差以上を確保しており、第4Qもそのまま二桁リードを維持して108-97で快勝し、連勝記録を9に更新。レブロンが21得点、12リバウンド、5スティールを獲得した他、ケビン・ラブが16本中10本のFGと17本中14本のフリースローを決めて、ゲームハイの38得点をマークした。
▼ラブは第1Qだけで22得点
今季はペイントエリア内得点でリーグ2位(平均15.0点)、2点ショット本数でリーグ8位(平均13.6本)を記録しているレブロンだが、平均フリースローアテンプト数はリーグ20位(5.4本)で、ブラッドリー・ビールやアンドリュー・ウィギンス以下。レブロンが屈強すぎて多少のコンタクトではビクともしないため、ファウルコールの判定が他の選手たちよりもやや厳しくなってしまっている部分もあるのだろうか?
いずれにせよ、レブロン本人も審判の判定が少しアンフェアだと感じている様子で、試合後にフラストレーションを打ち明けた。
「僕はペイント得点においてリーグリーダーの一人。ドライブだって誰よりも仕掛けている。ここまでくると、リーグは僕をジャンプシューターに変えてしまおうとしているのではないかと感じてしまうよ。僕はジャンプシューターにはなれないし、そもそもジャンプシューターではない。毎晩NBAの試合を観ているが、ジャンプシューターたちが何度も、二桁回数のフリースローを毎試合もらっている」
– レブロン・ジェイムス
レブロンが退場処分となったのは、キャリア1082試合(レギュラーシーズン)で今回が初。ESPNによると、レブロンよりもキャリアの長い選手で退場処分の経験がないのは、サンアントニオ・スパーズのトニー・パーカー(1144試合)とパウ・ガソル(1139試合)の2人のみだという。
またレブロンがデビューした2003-04シーズン以降で退場処分を受けた選手は、合計で326人。その間に最多退場数を記録したのはデマーカス・カズンズとマット・バーンズで、それぞれ13回ずつとなっている。
Image by Erik Drost
ボックススコア:「NBA」