レブロン・ジェイムスが「ウェイドとの再結成」発言について釈明
レブロン・ジェイムスが来年にドウェイン・ウェイドとチーム再結成!? 現地31日の大晦日、NBAフォロアーたちの間でそんなクレイジーな憶測が駆け巡っていた。きっかけとなったのは、クリスマスに行われたクリーブランド・キャバリアーズ対マイアミ・ヒートの試合で、レブロンがウェイドに告げたとされる一言だ。
クリスマスゲームの試合後、コートの上でハグを交わしてしばし会話する大親友の2人。この時レブロンはユニフォームで口元を隠しながら小声でウェイドに何か語りかけていたのだが、その音声が側にあったマイクにより微かに拾われていた。
「また一緒になって(reunite=再結成して)、もっとデカくて素晴らしいことをやろう
(We’re gonna reunite again and do some bigger and better things)」
– レブロン
この音声を含んだ映像は25日にNBAの公式YouTubeアカウントで公開され、その翌日にマイアミ・ヒートのファンベースサイト「Heat Nation」が会話の内容を指摘。そして31日に海外掲示板RedditのNBA板で爆発的な話題となり、すぐにTwitterや大手スポーツメディアへと拡散していった。
ネット上ではさまざまな憶測が飛び交った。「また一緒になって、もっとデカくて素晴らしいことをやろう」と言ったのは間違いなさそうだが、その前後が不明瞭で、「reunite」という言葉が何を指しているのか明確ではない。「ウェイドとチームを再結成する」という意味合いにも取れるが、他にも「2016年オリンピックのチームUSAで再結成」の可能性もある。
そもそも移籍の策略を2人で練るつもりならば、絶対にプライベートでやるはずだ。スキャンダルのリスクを冒してまで、こんな公の場で語るとは思えない。
これを受け、レブロンは31日の試合前にこの件に関してコメント。reuniteの発言自体は否定しなかったものの、「バスケットボールとは関係ないこと」と釈明した。
「みんなと同じように、俺もその映像を見た。最初の部分で何を言っていたのか自分でも良くわからない。『また一緒になって、もっと大きくて素晴らしいことをやろう』、こう言ったのは確かだな。でもこれはバスケットボールとは何も関係ない。だって、もし本当にウェイドに再結成の話を持ち掛けるつもりなら、前の晩にやってたさ。しっかりしてくれよ、みんな。俺はそんなに馬鹿じゃない。大学には行っていないが、馬鹿じゃないんだ。クリスマスの日に無数のテレビカメラを前にして、そんなことを言うわけがないだろう。もしそんなことをウェイドに告げるのなら、前の晩に彼の家でやってたよ。まあこれは俺個人の意見だから、みんなが言いたいこともわかる。だけどクリーブランドを去って、ウェイドとチームを組み直すなんてのはまったくの見当違いだ。バスケットボール以外のことについて話していただけに過ぎない。みんなバスケットボールに深く関連付けようとするけど、知っての通り俺たちの友人関係はバスケットボールよりもずっと大切なものなんだ。仮に俺たちがまたチームを組んだとしても、あの4年間よりも大きくて素晴らしいものにはなり得ないさ。いや、もうなんだっていいや。クレイジーだ」
– レブロン・ジェイムス(via @mcten/Twitter)
参考:「Reddit」