【CLE-TOR第2戦】レブロンがPO通算得点でカリーム超え
現地3日にクイッケンローンズアリーナで行われたクリーブランド・キャバリアーズ対トロント・ラプターズのカンファレンス・セミファイナル第2戦は、キャブスが後半を通して二桁点差を維持し125-103で圧勝。ホームで2連勝をあげ、シリーズを2勝0敗とした。
レブロンがプレーオフ得点で歴代2位に
この日の試合では、レブロン・ジェイムスが39得点、6リバウンド、4アシスト、3スティール、2ブロックのオールラウンドパフォーマンスでキャブスを牽引。プレーオフのキャリア通算得点で5777点に到達し、レイカーズレジェンドのカリーム・アブドゥル・ジャバーを抜いて歴代2位となった。
▼レブロンの前にはMJのみ
得点 | 試合数 | |
マイケル・ジョーダン | 5987 | 179 |
レブロン・ジェイムス | 5777 | 205 |
カリーム・A・ジャバー | 5762 | 237 |
コービー・ブライアント | 5640 | 220 |
シャキール・オニール | 5250 | 216 |
キャブスはレブロンの他に、カイリー・アービングが22得点/11アシスト、チャニング・フライが18得点をマーク。前半だけで15本中10本のスリーを成功させて主導権を握ると、第3Qにはレブロンとアービングが合計32得点でテイクオーバーして一気に畳み掛けた。
▼第3Qハイライト
レギュラーシーズン後半はやや調子を落としていたキャブスだが、ここまでのカンファレンス・セミファイナル2試合ではイーストを席巻した昨季と同じ貫禄が感じられる。特にレブロンが前半に見せたスリーは余裕そのもので、まるで1人でシュート練習でもしているかのようにボールを掌でクルクルと遊ばせてから軽くジャブステップを入れ、ロングレンジを綺麗に沈めた。
一方のラプターズは、ベンチ出場のヨナス・バランチュナスがチームハイ23得点、コリー・ジョセフが22得点、カイル・ラウリーが20得点を獲得。3選手が20得点以上を獲得し、前半は何とか食い下がったが、第3Qに入ってからキャブスの火力についていけなくなった。デマー・デローザンは第1戦に続いてこの日も精彩を欠き、31分の出場でFG11本中2本成功の5得点に終わっている。
さっそく窮地に立たされることとなったラプターズだが、昨季も第1~第2戦の2連敗からホームで連勝をあげてシリーズをタイに戻したので、次の第3戦ではチーム全体、特にオールスターのデローザンがステップアップすることに期待したい。
Image by Ian D’Andrea
ボックススコア:「NBA」