レブロン・ジェイムスとザイオン・ウィリアムソンが初の直接対決
NBAでは現地25日、ロサンゼルス・レイカーズとニューオリンズ・ペリカンズがステイプルズ・センターで対戦。レブロン・ジェイムスとザイオン・ウィリアムソンが初めて同じフロアでプレイした。
歴代屈指のレジェンドと次世代スーパースターの初対決ということで大注目を集めたこの日の試合では、レブロンがシーズンハイ40得点、8リバウンド、6アシストをマークする圧巻のパフォーマンスでレイカーズを118-109での勝利に牽引。
7ターンオーバーと普段よりややミスが多かったものの、11本中5本のスリーを沈めつつ、ペイントエリア内で15本中12本のショットをねじ込むなど、完全にゲームを支配していた。
▼マッチアップしたホリデーをパワーとスキルで圧倒
いくらドリュー・ホリデーが優れたディフェンダーとは言え、ポストでのダブルチーム無しでレブロンをガードさせるのはさすがに無理がある。
16シーズン連続で25得点
ちなみに今季レブロンは、プロ2年目の2004-05シーズンから16年連続で平均25得点を上回りそうなペース。これは前代未聞の快挙であり、レブロンに次いでシーズン25得点以上を多く達成したのは、マイケル・ジョーダン、カール・マローン、コービー・ブライアントでそれぞれ12シーズンとなっている。
Carushow
連勝を6に伸ばしたレイカーズ(44勝12敗)はレブロンの他、アンソニー・デイビスが攻守で大活躍し、21得点/14リバウンド/6ブロックを記録。ダニー・グリーンが5本のスリー成功から17得点、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープが15得点で勝利に貢献したが、この日のハイライトを掻っ攫ったのは、ベンチから8得点/8アシストをあげたアレックス・カルーソだろう。
▼レッグスルーのノールックパスからレブロンにアシスト
▼完璧なヘルプD
カルーソがファインプレイを決めた時の盛り上がりぶりは尋常じゃない。
ペリカンズのベストラインアップは?
敗れたペリカンズは、ブランドン・イングラムがチームハイ34得点で奮闘。ザイオン・ウィリアムソンはレイカーズのサイズに苦戦しながらも19本のフリースローを稼ぎ出し、29得点を獲得している。
この日のザイオンのプレイで最も印象的だったのは、第4Qに見せたオフェンスリバウンド。信じられない跳躍力でドワイト・ハワードからリバウンドをもぎ取った。
▼高すぎる
ペリカンズは、ザイオンのフロントコートコンビとして誰を投入すべきかを見出すのが目下の課題だ。
守備面を考えればデリック・フェイバーズだが、オフェンス面では外のシュートを打てるニコロ・メリとの相性が抜群。理想的なパートナーとしては、ブルック・ロペスやマイルズ・ターナーのような選手だろう。ただリム守備に長けたストレッチ5を見つけるのは簡単ではない。
ザイオンを5番(イングラムを4番)に置くラインアップはオフェンス面で破壊力抜群だが、現時点では守備が頼りなさすぎる。
ボックススコア:「NBA」