【SAS-HOU第3戦】オルドリッジがステップアップ、スパーズがシリーズ2勝1敗に
サンアントニオ・スパーズが現地5日、トヨタセンターで行われたヒューストン・ロケッツとのカンファレンス・セミファイナル第3戦に103-92で勝利。第1戦の大敗から2連勝をあげ、2-1でシリーズリードを奪った。
守備とオルドリッジ
トニー・パーカーが負傷離脱し、暗雲が立ち込める中で第3戦に臨んだこの日のスパーズは、ラマーカス・オルドリッジが今季プレーオフでのベストパフォーマンスを攻守で見せ、26得点、7リバウンド、4ブロックをマーク。さらに、パーカの代わりにメインのボールハンドラーを務めたカワイ・レナードが26得点、10リバウンド、7アシストを記録と、主力2人がチームを牽引した。
第1QはポポビッチHCが「バスケ史上最悪のオフェンス」と苦言したほどオフェンスの流れが悪く、また試合を通してターンオーバーなどのミスも多かったが、第2戦と同様に、最終ピリオドにギアを上げて主導権を奪取。4点リードで迎えた第4Q残り7分50秒から、レナードとオルドリッジが12連続得点をあげて、残り5分で点差を二桁に広げると、続いてダニー・グリーンがスリー2本を連続で成功させて勝利を決めた。
▼レナード&オルドリッジが52得点
守備面では第2戦と同じく、スリーポイントラインとペイントエリアを固めることに専念。ジェイムス・ハーデンにはFG成功率50%から43得点を許したものの、他のロケッツプレーヤーをFG60本中18本成功の合計49得点に制限している。一昔前にスティーブ・ナッシュ率いるサンズに対して使った戦略と似ており、スターPGに得点させる代わりに、シューターへのキックアウトパスやビッグマンへのロブパスを潰し、ロールプレイヤーの貢献を最小限に抑えることに力を注いだ。
スパーズはレナードとオルドリッジの他、パティ・ミルズが15得点、パウ・ガソルが12得点/9リバウンド、グリーンが11得点をマーク。ジョナサン・シモンズは第3Qにブザービーターのスリーを沈めるなど大事な場面で活躍し、7得点をあげた。
▼ハーデン43得点
スパーズとロケッツのシリーズ第4戦は、現地7日にヒューストンで行われる。
ボックススコア:「NBA」