ロンゾ・ボールが4試合連続で20得点超え、パーキンスは「バスト」発言を謝罪
ロンゾ・ボールがドラフト2位指名に相応しい存在感を見せ始めている。
シーズンハイの27得点トリプルダブルで2019年を締め括ったニューオリンズ・ペリカンズのボールは、年明けからの2試合でそれぞれ20得点/5アシスト以上を記録。さらに現地6日のユタ・ジャズ戦でも、37分の出場で21得点、8リバウンド、7アシストとオールラウンドな活躍ぶりを維持した。
▼12月29日のシーズンハイ27得点
これでボールは4試合連続での20点ゲームを達成。その間にFG53.6%、スリー45.9%シューティングスタッツを記録している。ボールが連続で20得点以上を獲得するのは、今回がキャリア初めてだ。
なお同日の試合は、ジャズが128-126で勝利。ペリカンズは最後にOTに持ち込むチャンスを手にしたが、終了のブザーと同時に同点を狙ったブランドン・イングラムのレイアップはコンタクトがあったにもかかわらずノーコール判定となり、そこで時間切れとなった。
▼ラストプレイ
連勝を6に伸ばしたジャズは、ボヤン・ボグダノビッチが35得点、ジョー・イングルスが22得点でチームを牽引。イングルスはマイク・コンリーの離脱によりスタメン昇格して以降の15試合で14.9得点、6.0アシスト、スリー成功率51.4%と大活躍している。
一方で惜敗を喫したペリカンズはボールの他、ブランドン・イングラムが35得点、JJ・レディックが23得点で奮闘した。
パーキンスがロンゾに謝罪
2017年ドラフトで全体2位指名を受け、次世代スターガードとして大きな期待を背負いながらも、膝や足首の怪我に苦しみポテンシャルを発揮できずにいたロンゾボール。ペリカンズにトレード移籍した今季も、シーズン序盤はなかなかパフォーマンスが安定しなかった。
そんなボールに対し、2008年セルティックス優勝メンバーのケンドリック・パーキンスは、12月に出演したESPNの番組で「バストだ。2位指名に相応しくない」と厳しく批判。ただ最近のボールの活躍ぶりを見て、評価が少し変わったらしい。
「私に関して一つ言えるのは、自分の間違いを認めることに抵抗がないということ。ロンゾ・ボールに謝罪したい。今日のジャズ対ペリカンズ戦を見たし、最近は彼に注目を払っていた。彼は特別なタレントを持っていて、その才能を発揮している」
-ケンドリック・パーキンス
今季のボールはスリーがかなり改善しているが、その一方でフリースローが苦手なままというのが少し気になるところ(シーズンでFT成功率51.4%)。オフェンス面で安定した武器になれるかどうか、今後のプレイに注目したい。
ボックススコア:「NBA」