2021-22シーズンのオール・ルーキー・チーム発表、トップ5位指名中4人が1stチーム入り
NBAは現地18日、2021-22シーズンのオール・ルーキー・チームに選出された10選手を発表した。
100人のスポーツライター/ブロードキャスターたちによる投票の結果、ピストンズ1位指名のケイド・カニングハム、キャブス3位指名のエバン・モーブリー、ラプターズ4位指名のスコッティ・バーンズが、それぞれ200ポイント(1stチーム票100)の満点でファーストチーム入り。バーンズは2021-22の新人王にも選出されている。
3人に続いて、マジック8位指名のフランツ・ワグナー(183ポイント)とロケッツ2位指名のジェイレン・グリーン(158ポイント)が1stチームに選出。今年のオール・ルーキー・ファーストチームは、5選手中4選手がトップ5指名だった。
ロケッツのグリーンは、シーズン前半(43試合)でFG成功率38.7%から14.6得点、+/-で-17.8とNBAの壁に激しくぶつかっていたが、オールスターブレイクを経て大躍進。特に3月以降の22試合では22.6得点、スリー成功率39.5%を平均とオールスター級の数字を記録し、シーズン最終月のルーキーズ・オブ・ザ・マンスに選ばれている。
▼シーズン最終日にはキャリアハイ41得点
2021-22のオール・ルーキー・セカンドチームには、ペリカンズのハーバート・ジョーンズ(123ポイント)、サンダーのジョシュ・ギディー(122ポイント)、ナゲッツのボーンズ・ハイランド(88ポイント)、ブルズのアヨ・ドスンム(75ポイント)、ペイサーズのクリス・ドゥアルテ(52ポイント)が選出。
OKC6位指名のギディーは、今季54試合の出場で12.5得点、7.8リバウンド、6.4アシストを平均し、1月2日のマブス戦ではNBA史上最年少でのトリプルダブル(19歳と85日)を記録。シーズン開幕から4カ月連続(11月~2月)でウェストの月間新人賞を受賞するも、オールスターブレイク直後から臀部の負傷により残りシーズンを全休している。
2ndチームからは、ペリカンズのハーブ・ジョーンズとナゲッツのハイランド、ブルズのアヨ・ドスンムが今季プレイオフに出場。それぞれ第1ラウンド敗退に終わるも、1年目からポストシーズンの貴重な経験を積んだ。
なお、マジック5位指名のジェイレン・サグスやウォリアーズ7位指名のジョナサン・クミンガ、キングス9位指名のデイビオン・ミッチェル、ロケッツ14位指名のアルペレン・シェングンらは惜しくもオール・ルーキー・チーム入りならず。2021年ドラフトクラスの層の厚さを物語っている。
参考記事:「NBA」