【2022ウェスト決勝】ドンチッチを封じ込めたウォリアーズがマブスとの第1戦に圧勝
NBAでは現地18日、3位のゴールデンステイト・ウォリアーズと4位のダラス・マーベリックスによるウェスタンカンファレンスファイナルが開幕。第1戦では、ホームチームのウォリアーズが112-87で圧勝を収めた。
この日のウォリアーズは、変幻自在かつ連携抜群なチームディフェンスで主導権を掌握。特に、マブスエースのルカ・ドンチッチを封じ込めるための守備スキームを展開し、ドンチッチをFG成功率33.3%(18本中6本)の20得点/7ターンオーバーに抑えている。
ウォリアーズはドンチッチに対して、試合序盤からアンドリュー・ウィギンスが常にフルコートでボールプレッシャー。ハーフコートでは、状況に応じてスイッチやヘッジ、トラップを柔軟に使い分けながら、2-3ゾーンにボックス・ワンといった普段はやらない奇手も駆使して、マブスオフェンスのリズムを狂わせることに成功した。
以下の動画は、まさにウォリアーズ守備の真骨頂:
上のシーケンスでは、まずドンチッチが二重のスクリーンでステフィン・カリーを狙おうとするも、カリーとドレイモンド・グリーンのプレスイッチ、そしてカリーのヘッジで見事にミスマッチを回避。ドンチッチはソフト・トラップを引き付けた瞬間にボールを手放し、ジェイレン・ブランソンがショートロールから4on3でレーンを攻める有利な状況を作り出したが、ウォリアーズはカリーとグリーンが迅速かつ的確なタイミングでヘルプに入り、マブスのオープンショットを阻止した。
オフェンス面では、カリーがゲームハイ21得点、アンドリュー・ウィギンスとシックスマンのジョーダン・プールがそれぞれ19得点をマーク。チーム合計アシストで24-14と、マブスを大きく上回った。
敗れたマブスはドンチッチの20得点の他、スペンサー・ディンウィディが17得点、ジェイレン・ブランソンが14得点で奮闘。ドンチッチ封鎖を徹底するウォリアーズ守備に対し、幾度となくオープンスリーを放つ機会を得るも、合計48本中11本と外のシュートが振るわなかった。
ここからマブスが、どうオフェンスをアジャストするのか楽しみ。第2戦は現地21日に再びウォリアーズ本拠地のチェイス・センターで行われる。
ボックススコア:「NBA」