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NBAドラフトロッタリー 2021
2021 6 24

NBAドラフトロッタリー2021:ピストンズが51年ぶりに1位指名権ゲット!

2021, ドラフト, ピストンズ 0

NBAでは現地6月22日、2021年のドラフト指名権抽選会(ドラフトロッタリー)が開催。昨季をワースト2位の成績で終えたデトロイト・ピストンズが全体1位指名権を獲得した。

ピストンズがドラフト1位指名権を引き当てたのは、1970年以来51年ぶりとなる。

WE’RE OFFICIALLY ON THE CLOCK! For the THIRD time in franchise history, the #Pistons will have the No. 1 pick in the NBA Draft!!!!! pic.twitter.com/LbhKNEqLlt

— Detroit Pistons (@DetroitPistons) June 23, 2021

全体2位指名権を獲得したのはヒューストン・ロケッツ。3位がクリーブランド・キャバリアーズ、4位がトロント・ラプターズ、5位がオーランド・マジックという結果となった。

2021NBAドラフトのロッタリー指名順位は以下の通り:

  1. デトロイト・ピストンズ
  2. ヒューストン・ロケッツ
  3. クリーブランド・キャバリアーズ
  4. トロント・ラプターズ
  5. オーランド・マジック
  6. オクラホマシティ・サンダー
  7. ゴールデンステイト・ウォリアーズ(ウルブズから譲渡)
  8. オーランド・マジック(ブルズから譲渡)
  9. サクラメント・キングス
  10. ニューオリンズ・ペリカンズ
  11. シャーロット・ホーネッツ
  12. サンアントニオ・スパーズ
  13. インディアナ・ペイサーズ
  14. ゴールデンステイト・ウォリアーズ

今年の抽選会では、8位~14位の順位は動かず。オッズで7位だったラプターズが4位指名、5位だったキャブスが3位指名を獲得と幸運に恵まれた。その一方で、トップ4位指名以内の当選確率が55%だったマジックは、5位に転落している。

ケイド・カニングハム

ピストンズが1位指名を引き当てたのは1967年と1970年に続いて球団史上3度目。1967年にはジミー・ウォーカー(オールスター2回)、1970年にはボブ・レイニアー(オールスター8回、殿堂入り)を1位指名で獲得した。

大豊作の年とされている2021年のドラフトクラス。その中でも特にオクラホマ州立大学のケイド・カニングハムが次世代NBAスーパースター候補として注目されており、以前から今年のドラ一間違いなしと言われてきた。

カニングハムはNCAAでの1シーズンで20.2得点、3.6アシスト、スリー成功率41.2%を平均。高いパスセンスとオールラウンドなオフェンススキルを持った長身のガード/ポイントフォワードで、自分のペースで冷静かつ的確にピック&ロールを指揮する姿からルカ・ドンチッチと比較されることもある。サイズと身体能力も持ち合わせているので、ディフェンダーとしてのポテンシャルも高い。

ピストンズが最後にTop3のドラフト指名権を得たのは、歴代NBAで最高のドラフトクラスの1つとして名高い2003年(レブロン・ジェームズ、ドウェイン・ウェイド、カーメロ・アンソニー、クリス・ボッシュ)。フランチャイズスターを獲得する絶好のチャンスだったが、全体2位指名権でウェイドやカーメロ、ボッシュではなく、ダーコ・ミリチッチを指名してしまった。今年は絶対に同じような失敗を踏むわけにはいかない。

なおESPNによると、カニングハムはドラフト前にピストンズ以外のチームを訪問するつもりはないとのことだ。

OKCはホームランならず

今年のサンダーは、約5割の確率でトップ5指名権を2つ(自軍の指名権、ロケッツの上位4位保護付き)を手にするチャンスを持っていたが、残念ながらどちらも成就しなかった。

まず上位5位以内に入る確率が52.5%だった自軍の指名権が6位に転落。さらにロケッツが全体2位となったため、48%の確率で手に入るはずだったロケッツの指名権(5位)も譲渡されず。サンダーにとっては最悪のシナリオに終わった。

これで今年のサンダーのドラフト1巡目指名権は、6位、16位、18位の3つとなる。

ウルブズは指名権失う

一方で、ミネソタ・ティンバーウルブズは全体7位となったため、トップ3保護付きだった今年の指名権はゴールデンステイト・ウォリアーズへと移行。ウォリアーズは今年のドラフトで2つのロッタリー指名権を手に入れる(ウルブズの7位と自軍の14位)。

来季にクレイ・トンプソンが復帰する見込みのウォリアーズが、この2つの指名権をどのように使うのか注目したい。指名権やジェイムズ・ワイズマンをトレードピースにして即戦力補強を図り、スプラッシュブラザーズとドレイモンド・グリーンが最盛期の内にもう一度全力で優勝を狙いに行くのも一手だ。

参考記事:「NBA」

ケビン・デュラントとジェイムス・ハーデンが東京オリンピック参戦へ 残り0.9秒での逆転アリウープでサンズがクリッパーズ撃破、シリーズ2勝0敗へ

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