NBA30チームのGMが2016-17シーズンを予想: 優勝大本命はウォリアーズ
現地18日、NBA.comが2016-17シーズンの「GM Survey」を公開した。
GM Surveyは、リーグのゼネラルマネージャー(GM)30人を対象に実施する毎年恒例のアンケート調査。優勝候補チームやMVP有力選手、ルーキー賞候補など、10月25日に開幕するNBA2016-17シーズンに関するGMたちの展望をまとめたものだ。
(※2015-16シーズン版)
GM Survey2016-17
1.シーズン予想
Q:2017NBAファイナルの勝者は?
- ゴールデンステイト・ウォリアーズ – 69%
- クリーブランド・キャバリアーズ – 31%
※昨季予想:キャブス– 53.6%
昨年はCLE/SAS/GSW/OKC/CHIの5チームが候補にあがり、キャブスが53.6%で本命とされたが、今季はFAでケビン・デュラント獲得に成功したウォリアーズが1番人気。ウォリアーズとキャブス以外のチームを優勝候補に挙げたGMは1人もいなかった。
新生ウォリアーズが初めから上手く機能するかどうかは、始まってみないとわからないが、プレシーズンでの数試合を見た感じ、クレイ・トンプソンがワイド・オープンのショットを頻繁に打つといったチート状態になっている。どちらかに大きな怪我でもない限り、アンケートの予想通り、3年連続のGSW対CLEファイナルが実現しそうだ。
各カンファレンスの順位予想は以下の通り:
▼イースト
チーム | 1st | 2nd | 3rd | 4th |
CLE | 96.7% | |||
TOR | 60.0% | 27.6% | 10.7% | |
BOS | 3.3% | 36.7% | 40.0% | 10.7% |
IND | 3.3% | 16.7% | 32.1% | |
DET | 10.0% | 14.3% | ||
CHA | 7.1% | |||
WAS | 3.3% | |||
CHI | 3.6% |
▼ウェスト
チーム | 1st | 2nd | 3rd | 4th |
GSW | 96.7% | |||
SAS | 3.3% | 76.7% | 13.3% | 3.6% |
LAC | 23.3% | 60.0% | 10.7% | |
OKC | 6.7% | 28.6% | ||
POR | 10.0% | 17.9% | ||
UTA | 6.7% | 17.9% | ||
MEM | 3.3% | 7.1% | ||
HOU | 10.7% | |||
DAL | 3.6% |
※キャブスとウォリアーズがそれぞれ1位票100%じゃないのは、各GMは自分のチームに投票できないため
2.アワード&プレーヤー
Q:2017MVPは?
- レブロン・ジェイムス – 46.7%
- ラッセル・ウェストブルック – 23.3%
- ステファン・カリー – 10.0%
ジェイムス・ハーデン – 10.0% - ケビン・デュラント – 6.7%
- ポール・ジョージ – 3.3%
※昨季予想:レブロン・ジェイムス – 39.3%
MVP予想は5年連続でレブロンが1位。昨季に史上初の満票MVP受賞者となったステファン・カリーは、ウォリアーズでデュラントと票が割れると予想されてか、ジェイムス・ハーデンと並んで3位票数だった。
Q:新たにチームを立ち上げるとして、選手を1人選べるとしたら誰を選ぶ?
- カール・アンソニー・タウンズ – 48.3%
- ケビン・デュラント – 20.7%
- レブロン・ジェイムス – 17.2%
※昨季:アンソニー・デイビス – 86.2%
48%のGMが、新球団を作るならタウンズをフランチャイズプレーヤーに選ぶと回答。昨季のタウンズは、 近年ルーキーで屈指レベルのインパクトを残し、新人王に輝いた。
去年のアンケートで86.2%を獲得したアンソニー・デイビスは、昨季ペリカンズの低迷と怪我の不安要素があってか、上位に選ばれなかった。
Q:各ポジションのベストプレーヤー?
PG | ステファン・カリー | 63.3% |
SG | ジェイムス・ハーデン | 56.7% |
SF | レブロン・ジェイムス | 76.8% |
PF | アンソニー・デイビス | 29.0% |
C | デアンドレ・ジョーダン | 33.3% |
それぞれのポジションの2位は、PGがクリス・ポール(20.0%)、SGがクレイ・トンプソン(40.0%)、SFがケビン・デュラント(23.2%)、PFがレブロン・ジェイムス(19.4%)、Cがデマーカス・カズンズ(26.7%)となっている。
Q:2017ルーキー・オブ・ザ・イヤーは?
- クリス・ダン(ウルブズ)- 46.7%
- バディ・ヒールド(ペリカンズ) – 13.3%
ベン・シモンズ(76ers) – 13.3% - ジョエル・エンビード(76ers) – 10.0%
ブランドン・イングラム(レイカーズ) – 10.0%
▼クリス・ダン、サマーリーグハイライト
Q:NBAのベスト・ディフェンダーは?
- カワイ・レナード – 66.7%
- レブロン・ジェイムス – 10.0%
- エイブリー・ブラッドリー – 6.7%
ドレイモンド・グリーン – 6.7%
デアンドレ・ジョーダン – 6.7% - ハッサン・ホワイトサイド – 3.3%
ゴール下の守護神であるティム・ダンカンがいなくなったことで、レナードやスパーズのディフェンスにどんな影響が出るか…?もしレナードが今季もDPOYに輝けば、ドワイト・ハワードに次いで、史上2人目の3年連続選出となる。
Q:最も優れたインテリア・ディフェンダーは?
- デアンドレ・ジョーダン – 50.0%
- ルディ・ゴベール – 16.7%
- ドレイモンド・グリーン – 10.0%
- マーク・ガソル – 6.7%
Q:最も優れたNBAのインターナショナル・プレーヤーは?
- ヤニス・アデトクンボ – 27.6%
- マーク・ガソル – 24.1%
- ダーク・ノビツキー – 22.4%
- クリスタプス・ポルジンギス – 12.1%
- パウ・ガソル – 6.9%
昨季後半から、ポイント・フォワードとして一気にブレイクしたグリーク・フリークが1位。インターナショナル勢も世代交代が進みつつある。
Q:2016-17に最もブレイクしそうな選手は?
- デビン・ブッカー – 31.0%
- カール・アンソニー・タウンズ – 13.8%
- マイルズ・ターナー – 10.3%
- ディアンジェロ・ラッセル – 6.9%
アンドリュー・ウィギンス – 6.9%
Q:最もアスレチックな選手は?
- ラッセル・ウェストブルック – 62.1%
- レブロン・ジェイムス – 17.2%
- ザック・ラビーン – 10.3%
- アーロン・ゴードン – 6.9%
- ヤニス・アデトクンボ – 3.4%
Q:ベスト・シューターは?
- ステファン・カリー – 60.0%
- クレイ・トンプソン – 26.7%
- カイル・コーバー – 10.0%
- J.J.レディック – 3.3%
Q:オフボールでの動きが最も上手い選手は?
- クレイ・トンプソン – 40.0%
- カイル・コーバー – 30.0%
- J.J.レディック – 16.7%
- ステファン・カリー – 6.7%
オフボール・プレーヤーの上位は、シューターと同じ4人。いずれも、絶対に一瞬たりともノーマークにできない選手だ。
Q:ベスト・パサーは?
- クリス・ポール – 62.1%
- レブロン・ジェイムス – 20.7%
- リッキー・ルビオ – 10.3%
Q:出場した際に最も影響力が強いベンチプレーヤーは?
- ジャマール・クロフォード – 46.7%
- アンドレ・イグダーラ – 40.0%
- ザック・ランドルフ – 6.7%
Q:最もタフなプレーヤーは?
- トニー・アレン – 23.3%
- カワイ・レナード – 16.7%
- ラッセル・ウェストブルック – 13.3%
- スティーブン・アダムス – 10.0%
Q:勝敗がかかった場面でショットを任せたい選手は?
- ステファン・カリー – 75.9%
- レブロン・ジェイムス – 10.3%
3.チーム&コーチ
Q:NBAのベスト・ヘッドコーチは?
- グレッグ・ポポビッチ(スパーズ) – 83.3%
- リック・カーライル(マブス) – 13.3%
- ブラッド・スティーブンス(セルティックス) – 3.3%
Q:オフェンスが優れたコーチは?
- スティーブ・カー(ウォリアーズ) – 63.3%
- グレッグ・ポポビッチ(スパーズ) – 16.7%
- リック・カーライル(マブス) – 6.7%
マイク・ダントーニ(ロケッツ) – 6.7%
Q:ディフェンスが最も優れたコーチは?
- トム・シボドー(ウルブズ) – 60.0%
- グレッグ・ポポビッチ(スパーズ) – 33.3%
Q:将来的に優れたHCになりそうな現役選手は?
- クリス・ポール – 27.6%
- ジャレッド・ダドリー – 10.3%
ロニー・プライス – 10.3% - マヌ・ジノビリ – 6.9%
ジェイソン・テリー – 6.9%
Q:2016-17に最も成長しそうなチームは?
- ウルブズ – 56.7%
- ジャズ – 23.3%
- ニックス – 10.0%
Q:もっと評価されるべき選手獲得は?
- ジョージ・ヒル、ジャズ – 24.1%
- ジェフ・ティーグ、ペイサーズ – 13.8%
- アンドリュー・ボガット、マブス – 10.3%
- サージ・イバカ、マジック – 6.9%
ビクター・オラディポ、サンダー – 6.9%
4.その他
Q:改正が必要なルールは?
- ドラフトのロッタリー確率/システム – 30.0%
- タイムアウトの回数削減 – 20.0%
- 故意のファウル – 10.0%
- FIBAのゴールテンディングに関するルールを採用 – 6.7%
シーズンスケジュールの変更 – 6.7%
個人的に、タイムアウト回数の削減には大賛成。もしくは、FIBAのように、ライブボール中のタイムアウトを禁止にしてもいいと思う。そうすれば、接戦の終盤に時計が止まりまくることも少なくなる。
ソース:「NBA」